特別 市子「川崎市は「特別市」をめざします!」
特別 市子
Tokubetsu Ichiko
特別市の広報漫画「教えて!特別市」に登場する女の子。特別市についてわかりやすく説明してくれる。
■「特別市」とは
特別市として神奈川県の区域外となり、新しい基礎自治体となる
◇川崎市が神奈川県の区域外となり、原則として市内における地方の仕事を全て行う制度です
川崎市の人口は4月に155万人を突破しました。47都道府県で24番目に多い鹿児島県と同じくらいの人口規模があり、政令指定都市として県に代わって多くの業務を行っていますが、急速に進む人口減少・少子高齢化など変化の大きい時代の中で、現在の枠組みでは対応しきれない課題が生じています。
こうした課題を解決するのが「特別市」です。この新たな制度について、一緒に考えていきましょう。
■特別市になると、社会課題によりスピーディーに対応できます
◇国と直接やり取りできるようになるため、より早く、より地域の実情に合った対応が可能になります
感染症対策や災害対応などの急を要する危機が発生した際、国から県、県から市といった行政同士の連絡・調整が必要となることで、行政サービスの提供に時間を要するおそれがあります。
さらに、交通安全対策や、保育所と幼稚園の相談窓口(保育所は市、幼稚園は県)など、市と県で事務や権限が分かれていることで、市民にとってわかりづらく、統一した対応が取れないことがあります。
特別市になると、国と市が直接やり取りできることでより素早い対応ができるだけでなく、より地域の実情に合ったきめ細かいサービスを提供できるようになります。
現在
国⇔県⇔市
特別市
国⇔市
市子「保育所と幼稚園の相談窓口が1つになると、相談しやすくなるわね。」
■特別市になると、より魅力的な都市へと発展できます
◇市独自の政策による成果を、未来への投資につなげることができます
市内で生じる全ての地方税の使い道を自分たちで決められることで、さらに積極的な投資をすることができるようになります。その結果、税収が増え、生活が豊かになり、新しい技術や雇用が生まれ、市民の皆さんや企業に返ってくる、という好循環が生まれます。
この好循環により、さらに魅力的なまちづくりを進めることができます。
市子「特別市になって成長した川崎市が、まわりの自治体と連携することで、活性化につながるよ。」
特別市→市民・企業に還元→税収が増加→生活が豊かに→技術・雇用の創出
■特別市になるには、2つのステップが必要です
◇特別市はまだ法律の規定がないため、まずは国会で法制度化し、次に市民の皆さんと特別市になることを選択する必要があります
特別市が法制度化されても、すぐに特別市になるわけではありません。法制度化により制度の詳細が決まったら、市民の皆さんに意見を聞きながら、都市ごとに特別市になるかどうかを決めていきます。
法制度化は実現への第一歩。そのためには、機運を盛り上げていくことが必要です。
これからも、市子さんと一緒に特別市について考えていきましょう。
Step1:まずは国会で法律を作る
↓
Step2:市民の皆さんと一緒に特別市になるかを決める
↓
特別市の実現
市子「私が主役の漫画が載っているチラシもあるから、市のホームページで見てみてね。」
■実現に向けて
全国20の政令指定都市と連携し、特別市の法律を作ってもらえるよう、国や国会議員に要望しています。
・特別市制度の創設について総務大臣に要請(令和6年6月)
浜松市、静岡市、新潟市、相模原市、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、仙台市、札幌市、熊本市、福岡市、北九州市、広島市、岡山市、神戸市、京都市、堺市、大阪市、名古屋市
■よりよい未来を考えるために、特別市をもっと知ろう
◇解説動画(約6分)
福田紀彦市長が、制度の必要性や概要を説明しています。よくある質問に市長が自ら答えるなど、特別市についての理解が深まる動画です。視聴は市YouTubeチャンネルで。
◇出前説明会
団体やグループなどを対象に、指定の場所で市の職員が特別市について説明します。自治会・町内会などの大人数のグループだけでなく、サークルなど少人数のグループでも申し込み可能です。
申し込み・問い合わせ:市ホームページか、代表者の氏名、団体名、人数、希望する日時、場所、動画視聴環境の有無も記入し、メールかファクスで総務企画局地方分権・特別市推進担当
【電話】044-200-0386【FAX】044-200-3798【Eメール】17tihobu@city.kawasaki.jp
内容や時間など詳細は市ホームページで。
田巻係長「ぜひ、気軽にお申し込みください!」
問い合わせ:総務企画局地方分権・特別市推進担当
【電話】044-200-0386【FAX】044-200-3798
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