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自治体の皆さまへ

今やるべき! 家庭でできる地震への備え

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神奈川県川崎市中原区 クリエイティブ・コモンズ

令和6年能登半島地震の発生から3カ月。改めて、いざという時に適切な行動ができるよう、知っているだけで終わらずに、今できる家庭での対策を自分から始めましょう!

■最低3日間、できれば7日間分の備蓄を!
大地震が起きると、物流が途絶えることが予想されます。救援物資が届くまでの約3日間(物資が十分に行き届くまでの7日間)分は、各家庭がそれぞれの備蓄により、生活することが必要です。

◇家庭内備蓄の例
・食料(お米や乾麺、缶詰など日持ちするもの)
・水(1人1日3リットル分)
・トイレ(簡易トイレ・汚物処理袋など)
・その他(調理器具、生活用品、ポータブル電源など)

家庭で備える物の詳細は市ホームページで

◇無駄なく、無理なく、備蓄するために
ローリングストックを実践しましょう!
普段の買い物が災害の備えに!
普段から常備食材を少し多めに買っておき、料理などで消費しながら買い足していくことで、常に一定量の食料を自宅に備蓄しておく方法を「ローリングストック」といいます。

■「在宅避難」ってなんのコト?
在宅避難とは、例えば大地震が発生した場合に、自宅が無事で、そこでなんとかしのげる(過ごせる)状況であれば、避難所などに行かずに自宅で過ごすことをいいます。
災害時に安心して在宅避難をするためにも、備蓄や家具の固定など、耐震対策が重要です。
在宅避難時の備えもチェック!

■災害に強くなるために
「災害用伝言ダイヤル(171)」や「災害用伝言板」など、災害時の大切な人との連絡方法や避難場所について、あらかじめ確認しておきましょう。詳細は市防災ポータルサイトで。
地域やマンションでの防災訓練に参加して、近隣の人と顔を合わせておきましょう!

■令和6年能登半島地震派遣職員が得た教訓
1月9日以降、区役所職員が能登半島地震の被災地へ、避難所運営などの支援人員として派遣されています。派遣職員に話を聞きました。

◇被災地での体験を通じて
・建物の倒壊や土砂崩れ、道路の陥没などを間近に見て、川崎市で起きたとしたら、救助や復旧などの支援には時間を要し、本当に大変になると改めて感じました。

・避難所周辺の建物でも、全壊している場合と形が残っている場合があり、倒壊レベルの違いを見て、耐震対策の重要性を痛感しました。

・発災から1カ月以上水道が使えず、歯磨きシートを使うなど、トイレやシャワーをはじめとした衛生面の厳しさを実感しました。

・避難所内では、皆さんで声をかけ合いながら体操をして場が和んでいる様子を見て、地域のつながりの強さを感じました。

◇市民の皆さんに伝えたいこと
・うちの地域は大丈夫という油断や慢心はしてはいけないと感じました。

・家族との連絡体制の見直しをしなければならないと思いました。

・災害時こそ地域とのつながりが大事になるので、近所の人への朝のあいさつから始めてみてほしいです。

・使える水が限られるので、簡易トイレや体拭きシート、除菌用品の準備など、個人での衛生対策も必要です。

・災害が起こる場所によって発生する問題も異なるので、日ごろから自分の地域で発生しそうな不便について想像をめぐらしてほしいです。

問い合わせ:区役所危機管理担当
【電話】044-744-3141【FAX】044-744-3346

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