令和6年1月1日に発生した能登半島地震により、北陸地方の各地で、家屋や道路、電気・ガス・水道などのインフラが甚大な被害を受けました。
災害はいつどこで起きてもおかしくありません。いま一度、災害への備えについて見直しましょう。昨秋、関東大震災100年を機に実施した市民防災意識アンケート結果の一部を紹介しますので、ご自宅の備蓄状況と照らし合わせて、不足するものを補充しましょう。
■みんなは何日分 備えてる?
(令和5年市民防災意識アンケートから)
高津区回答数237名
◇飲料水の備蓄
7日以上:8%
4~6日分:14%
3日分:32%
1~2日分:29%
していない:17%
飲料水は1人1日3Lが目安。生活用水も忘れずに。
・5割近くの人が、全く備蓄していない、または不足している状況です。
・飲み水は1人1日3Lが目安です。そのほか、手洗いやうがいなどさまざまな場面で生活用水も必要になりますので、飲料水とは別に用意しておきましょう。
◇食料の備蓄
7日以上:8%
4~6日分:16%
3日分:35%
1~2日分:28%
していない:13%
缶詰やレトルト食品など、上手にローリングストックしましょう。
・4割近くの人が、全く備蓄していない、または不足している状況です。
・缶詰やレトルト食品などを買い置きし、賞味期限切れ前に消費しながら定期的に買い足すことで、無理なく備蓄できます。(ローリングストック法)
◇携帯トイレの備蓄
7日以上:5%
4~6日分:6%
3日分:23%
1~2日分:28%
していない:38%
携帯トイレなど、1人1日5回分を目安に備蓄しましょう。
・7割近くの人が、全く備蓄していない、または不足している状況です。
・大規模災害時には断水や下水管の破損によりトイレが使えなくなることがあります。携帯トイレや簡易トイレを備え、衛生環境にも気を配りましょう。
◇最低3日分、できれば7日分!
市外からの救援物資が届き始めるまでに約3日間、市内に行きわたるには7日間以上かかると見込まれます。
食料・水・携帯トイレのほか、乳幼児・高齢者・ペットなど家族構成に応じた備えや、電気・水道・ガスの供給停止も想定し、必要なものを備えましょう。
今すぐ不足がないか確認を!
詳しくは備える。かわさきで
■台風・大雨への備えも
梅雨の時期は、風水害の危険性も高まります。いざというときに慌てないために、事前にハザードマップで洪水、内水氾濫、土砂災害の確認をしましょう。また、自分用の避難行動計画「マイタイムライン」をつくりましょう。
各種ハザードマップは区役所で配布しています
■備える。たかつ
災害への備えを「電気」「ガス」「通信」などのテーマごとに、わかりやすく伝えるWEB連載企画です。
問い合わせ:区役所危機管理担当
【電話】044-861-3147【FAX】044-861-3103
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