◆油断しないで感染症
・落合克宏
この夏、発熱やのどの痛みで医療機関を受診する方が増えています。症状だけを見て、ただの風邪かと思いきや、新型コロナや手足口病などの感染症と診断されることもあると聞いています。
新型コロナは、例年夏の暑い時期にして全国的に感染者が増加し、県平塚保健福祉事務所管内でも7月1日以降、急増しています。今後の対策としては、重症化のリスクが高い人を対象に、ワクチンの定期接種を秋頃から開始できるよう、準備を進めています。
また、夏風邪といわれる手足口病が、大流行しています。子どもだけがかかる病気だと思う人も多いようですが、大人にもうつるので注意が必要です。
夏休みはまとまった休みを取る人も多いのではないでしょうか。大勢で集まって食事をしたり、旅行に出掛けたり、家族や友人とかけがえのない時間を過ごす機会が増えると思います。油断せずに基本的な感染対策をとることが肝心です。ご自身はもとより、身近な家族や友人が感染症にかからないためにも、手洗いやうがいの徹底、場面に応じたマスクの着用などを心掛けてください。
健康的な生活は、感染症から身を守るための免疫力を高めてくれます。基本的な感染対策に加え、栄養バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠により、この暑い暑い夏を乗り切りましょう。市でも、感染症の適切な情報をさらに発信していきます。
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