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[特集]中学校で完全給食スタート(3)

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神奈川県平塚市

◆1日約1万5,000食を作って届ける学校給食センター
(1)徹底したリスク管理
食材入荷の段階から配送まで、小・中学校のエリアは壁で隔ててあります。それぞれのエリアは、汚染作業区域・非汚染作業区域に分かれており、各区域間を人が行き来できない造りです(図)。また、食材の荷受け・調理・配送までは、後戻りできない調理動線を確保するなどして、衛生管理を徹底しています。
※図は本紙をご覧ください。

(2)二つの新たな設備
・専用調理室で食物アレルギー対応を強化
他の調理エリアと区分けし、食物アレルギー対応食専用の調理室を設置。アレルギー対応食に必要な食材は、専任の調理員が全ての調理の1番始めに受け取り、全工程の調理をします。個別の調理台が室内に4カ所あり、調理後は1人分ずつ個別容器に配食します。
平塚市の食物アレルギー対応食は、特定原材料8品目のうち、卵・乳・乳製品・エビを含まない除去食です。卵・乳・乳製品を含むパンの代替え食として、米粉パンなどを提供します。また全ての調理場で、そば・落花生は最初から使用しない材料としています。

・週4で炊き立ての米飯給食を提供
炊飯設備を導入しました。米の計量・送米・浸水までは自動予約で運転可能。各工程で最適な火力調整ができる連続炊飯システムで加熱し、炊き立てのおいしい米飯給食を作ります。
今までの委託炊飯では、米飯給食の提供には上限があり、週3回程度でした。調理場内に炊飯設備があることで、米飯給食を週4回程度に増やします。白米だけでなく、まぜご飯や炊き込みご飯なども調理できるようになることで、献立の充実につなげていきます。

◇施設内を見学しませんか?
学校給食センター2階の内覧会です。調理場内の説明や調理・衛生体験エリアでの体験をする他、見学窓から調理室などが見学できます。当日、受け付け順にグループを作り、15分間隔で見学します。
日時:8月23日(金)午後2時30分〜4時(受け付けは3時30分まで)
場所:学校給食センター(田村9-23-1)
持ち物:室内履き

問い合わせ:学校給食課
【電話】35-8119

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