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金澤歴史万華鏡~県立金沢文庫へのいざない

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神奈川県横浜市金沢区 クリエイティブ・コモンズ

■第六十二回 特別展「称名寺の賢聖衆(げんじょうしゅ)」にあわせて
県立金沢文庫 主任学芸員
道津 綾乃(どうつ あやの)

お釈迦様が入滅された日、中国や日本のお寺では涅槃会(ねはんえ)が行われます。
インドで編纂(へんさん)され中国で翻訳された『長阿含経(じょうあごんぎょう)』では2月8日と説かれていますが、『大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)』に記された2月15日説が一般に広まり、今日に至っています。
日本の涅槃会の多くは、沙羅双樹の林に置かれたベッドに横たわるお釈迦様と、それを取り囲んで慟哭(どうこく)する衆生(しゅじょう)、空には満月と天界から降りてくるお釈迦様の母・摩耶夫人(まやぶにん)一行という構図の「涅槃図」を本尊とします。衆生のなかには、「賢聖(げんじょう)」と尊称される声聞や羅漢、菩薩が描かれています。
県立金沢文庫では「涅槃図」をはじめ、金沢山称名寺に伝わった賢聖の姿を写す彫刻や絵画等を紹介する特別展「称名寺の賢聖衆」を開催しています。

■特別展「称名寺の賢聖衆(げんじょうしゅ)―如来、羅漢、菩薩―」
日時:2月1日(木)~3月17日(日)
入館料:一般400円(300円)、20歳未満・学生250円(200円)、65歳以上200円(100円)、高校生100円、中学生以下・障害者は無料
※()内は20人以上の団体料金
休館日:毎週月曜日(ただし2月12日(休・月)は開館)、2月13日(火)

問合せ:県立金沢文庫(金沢町142)
【電話】701-9069【FAX】788-1060

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