■救急車は緊急に医療機関での受診が必要な人を搬送するためのものです!
令和5年中の救急出場件数は過去最多を記録し、現場到着までにかかる平均時間は、平成25年中の6.8分と比べて、8.8分と2分も延びています。
「救える命」を救うためには一分一秒がとても重要です。
市内には85台の救急車がありますが…多いときは80%以上が出場中のため近くに救急隊がいないこともあるのです。
◆このような症状は迷わず119番!24時間いつでも駆け付け、全力で対応します!
▽こども(15歳以下)
胸:
・激しい咳やゼーゼーして呼吸が苦しそう
・呼吸が弱い
おなか:
・激しい下痢やおう吐で水分がとれず、食欲がなく意識がはっきりしない
・激しいおなかの痛みで苦しがる
・おう吐が止まらない
・便に血がまじった
頭:
・頭を痛がって、けいれんがある
・頭を強くぶつけて、出血が止まらない
・意識がない、けいれんがある
顔:
・くちびるの色が紫色
・顔色が明らかに悪い
手足:
・手足が硬直している
▽高齢者
顔:
・顔半分が動きにくい、しびれる
・笑うと口や顔の片方がゆがむ
・ろれつがまわりにくい
・見える範囲が狭くなる
・周りが二重に見える
手足:
・突然のしびれ
・突然、片方の腕や足に力が入らなくなる
頭:
・突然の激しい痛み
・突然の高熱
・急にふらつき、立っていられない
胸や背中:
・突然の激しい痛み
・急な息切れ、呼吸困難
・旅行などの後に痛み出した
・痛む場所が移動する
◆上記の症状に当てはまらず、119番をすべきかわからない場合は、緊急性や受診の必要性を確認しましょう
▽パソコン・スマートフォンから
救急受診ガイド
ホームページ:「横浜市救急受診ガイド」検索
緊急性や受診の必要性を確認できます
▽電話から
年中無休24時間対応
【電話】#7119または【電話】045-232-7119
・救急受診できる病院・診療所を知りたい…1番を選択
・今すぐに受診すべきか救急車を呼ぶべきか…2番を選択
◆実際にあった救急要請事例
×今日入院することになっている
×大したケガではないが、念のため病院で診てもらいたい
×病院で待ちたくない、救急車で行くと早く診てもらえる
×処方された薬が効かないので新しい薬が欲しい
×しゃっくりが止まらない
■ショックボタンのないAEDをご存じですか?~オートショックAED
令和3年からショックボタンがない自動体外式除細動器(オートショックAED)が製造・販売されています。このオートショックAEDは自動で電気ショックを行うことができます。一般的なAEDと見比べるとショックボタンがないので、混乱するかもしれませんが、どちらのAEDでも大切なことは、落ち着いてAEDのメッセージを聞き、それにしたがって処置を行うことです。
◇オートショックAEDと一般的なAEDの操作方法について
AEDのメッセージ:
・患者さんの胸に直接電極パッドを貼付してください
・心電図を解析しています。体に触れないでください
・電気ショックが必要です。体から離れてください。
(オートショックAEDの場合)
・3秒後に自動で電気ショックを行います。
体から離れてください。
3!2!1!
・電気ショックを行いました。
(一般的なAEDの場合)
・ショックボタンを押下してください。
・電気ショックを行いました。
上記のAEDのメッセージは代表的な例で、機種により異なります。
いざ!に備え、救命講習を受けましょう!
この特集に関する問合せ:金沢消防署
【電話・FAX】045-781-0119
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