■古我邸(扇ガ谷一丁目)
古我邸は、大正5年(1916)に実業家・荘(しょう)清次郎によって建築された戦前の典型的な別荘建築で、鎌倉三大洋館の一つに数えられています。
実業家で日本人カーレーサーの草分け的存在として知られる古我信生が住まいとしたことから「古我邸」として知られ、現在は内装を改装し、レストラン・ウエディング会場として利用されています。
外観は建設当時の状態で保存されており、鎌倉の別荘地時代を伝える貴重な遺産として、市の景観形成に大いに寄与しています。
本市には明治から昭和の初めのころに建てられた建築物や工作物が多く残され、鎌倉の往時の暮らしをほうふつさせるとともに、地域の景観を印象付ける重要な役割を果たしています。
市では、これらを「景観重要建築物等」として指定し、保存・活用のための支援を行っています。
問合せ:都市景観課
【電話】61-3477
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