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進メ、鎌倉ペンギン

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神奈川県鎌倉市 クリエイティブ・コモンズ

「Society5.0」の時代をしなやかに泳ぐ子どもたちを育む

鎌倉市教育委員会

■第18回「探究的な学び」を探究する~地域社会のみんなで探究を語り合う
この夏、教育委員会主催で鎌倉スクールコラボファンドを活用した探究学習のシンポジウムを開催しました。「探究学習」とは、生徒自らが課題の設定→情報の収集→整理・分析→まとめ・表現といった一連の学習活動のことを言います。
令和3年度から始まった鎌倉スクールコラボファンドとは、寄附を募り、学校が企業・大学などと一緒に探究的な学びを作る仕組みです。このファンドを利用した取り組みは子どもたちや教師の心を刺激し、ワクワク感を引き出すような学習が3年間で28件実現しました。
シンポジウムでは「ホンネdeトーク」と題し、私や前教育長も参加して、実践者である先生方、伴走者であるNPО法人「未来をつかむスタディーズ」代表の河内(かわち)さんと一緒に、パネルディスカッションなどを通じて探究学習に関する取り組みや事例について報告しました。さらに、寄附者や教育関係者をはじめ、市長、教育委員、外部講師や地域の方々も参加し、みんなで「探究」について語り合いました。
内容は多岐に渡りましたが、その話題の中で、探究学習の活動の一つ「課題の設定」の難しさが挙がりました。子どもたちにやりたいことが見つからない場合や、問いが立てられないときは、自分がシンプルに好きなもの、例えば食べ物やアニメなどについて、なぜ好きなのかを考える中で探究が深まり、課題設定されていく過程を河内さんからお話いただきました。
これからの「Society5・0」の時代に飛び込んでいく子どもたちが直面している問題は、正解は一つだけではなく、多様な選択肢や可能性が存在するということです。そのため、自らの意思や願いを大切にし、探究する姿勢が重要です。
今回のシンポジウムが、参加者を新たな探究へと誘うきっかけになることを願ってやみません。
[教育長・高橋洋平]

教育委員会の取り組みを紹介する、「進メ、鎌倉ペンギン」note版は鎌倉市教育委員会noteで検索を!

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