3.16 いよいよ北陸新幹線福井・敦賀 開業!~New Gateway!
【1】大交流時代の幕開け
今年3月16日(土)、いよいよ北陸新幹線が福井・敦賀まで開業されます。これにより東京ー福井間が、最短2時間51分で結ばれることになります。
平成27年3月に開業した長野・金沢間では、平成26年の開業前と比較して、首都圏との交流が約1・5倍、観光入込客が約1・2倍に増加しました(※)。福井県でも同様に観光入込客の増加が期待されています。
このような中、勝山市では今年以降、全国から注目を集める大型事業が目白押しです。これまでの関西圏や中京圏だけでなく、関東圏からも人や企業の往来が拡大する『大交流時代』が今拓こうとしています。
100年に一度と言われるこのチャンスを地域活性化につなげるための取り組みが、今求められています。
※鉄道・運輸機構「北陸新幹線(長野・金沢間)~事後評価の概要~」
令和5年(2023)…県立恐竜博物館・ディノパーク リニューアル
令和6年(2024)…北陸新幹線 福井・敦賀開業
令和7年(2025)…
・平泉寺白山神社 三十三式年開帳
・かつやま恐竜の森 再整備・管理運営事業
令和8年(2026)…
・中部縦貫自動車 県内全線開通
・県立大学恐竜学部(仮称) 勝山キャンパス整備(予定)
【2】変わる「旅行者の志向」
近年の旅行形態は、ツアーやパック旅行商品を活用した団体旅行から個人旅行へのシフトが進み、コロナ禍においてその傾向はさらに明確になりました。インターネットやSNSの普及により、旅行者が地域の発信情報を取得することが簡単になったことで、旅行者は旅先での本物体験を求めるようになりました。その結果、地域に根付く生活文化、産業に携わる人に魅力を感じたり、共感したりと、観光・旅行に求める価値観が変化してきています。
特に若い世代では、旅行先における地域の人との交流意向が高くなっているほか、地域の自然、歴史・文化、地域特有の観光施設に訪れる人が増えています。
こういった旅行者の志向の変化は、これまでエコミュージアムやジオパークでまちづくりを進めてきた勝山市にとって強い追い風になっています。
質問項目:国内観光旅行先として「この地域のファンである」と思える地域の理由
出典)公益財団法人日本観光振興協会「観光の実態と志向」
勝山市の観光入込客数はコロナ禍前の令和元年に、過去最高となる221.6万人の入込がありましたが、コロナ禍により令和2年、3年は大きく減少しました。しかし令和4年には再び200万人を超えるなど増加しています。特にリニューアルした恐竜博物館は、リニューアル前と比較して増加傾向にあり、県が目標としていた年間140万人のペースで観光客が訪れています。
県外から勝山市を訪れた人の地域別構成割合は、関西圏が約30%で最も多く次に中京圏の約25%となっており、関東圏は約10%にとどまっています。しかし日本政策投資銀行北陸支店が発表したレポートによると、首都圏からの入込がビジネス客で110.8%、観光客で92.3%加すると推計されています。
出典)勝山市のすがた
出典)地域経済分析システム(RESAS)
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