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次世代へつなぐ 事業承継を考える

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福井県敦賀市

技術 想い
令和4年度敦賀商工会議所 実施「事業承継に関するアンケート調査」のとりまとめ

日本の企業の総数は約360万社あると言われ、その9割以上を中小企業が占めています。中小企業は、雇用や技術の担い手として日本を支える重要な存在です。将来にわたってその活力を維持し、発展していくため、中小企業の事業承継は日本社会にとって重要な取り組みです。
しかし、今、中小企業の後継者不在の状況が深刻であり、廃業の増加による貴重な雇用や技術への影響が懸念されています。
令和4年に敦賀商工会議所が実施したアンケート調査では、「後継者がいない」「自分の代で事業の廃業を検討している」の回答が、50%以上を占めています。

■福井県事業承継・引継ぎ支援センターをご利用ください!
公的相談窓口である福井県事業承継・引継ぎ支援センターが、中小企業の円滑な事業承継を支援しています。事業を承継するには、技術だけでなく、経営ノウハウや取引業者とのつながりも引き継ぐ必要があります。そのために、5年から10年かかることも珍しくありません。県内で親族内承継、従業員承継、第三者承継など多くの支援実績があるセンターであり、相談無料・秘密厳守・完全個別で対応しています。
嶺南エリアの担当者もいます。事前予約で嶺南サテライトオフィス(アクアトム2階)で相談可能です。
福井県事業承継・引継ぎ支援センター
場所:福井市西木田2丁目8-1 福井商工会議所ビル8階
【電話】0776-33-8279
【E-mail】info@fukui-shoukei.jp

■市内事業承継事例の紹介
市民に愛されてきた豆腐を残したい
元町にある「林豆腐店」が事業承継を行い、「林とうふ」として営業を再開しています。
「林豆腐店」(前店主:林範夫(のりお)氏)は、後継者不在などの理由で令和4年に一度閉店しましたが、林氏への恩返しと、「市民に愛されてきた豆腐を残したい」という想いから、甥の土山良太(りょうた)氏が、事業承継を決意しました。土山氏は、福井県事業承継・引継ぎ支援センターの支援を受けながら事業譲渡契約の締結や、事業承継の補助金を活用した設備を更新するなど、昔からの味の承継に向けて準備を進めました。
令和6年5月、「林とうふ」に改名し開店。林範夫氏のサポートを受けながら、頑張っています。

▽事業承継までのプロセス
令和4年4月 林豆腐店閉店

令和5年4月 土山氏が承継を決意

令和5年6月 事業譲渡成立

令和6年5月「林とうふ」オープン

問合せ:商工貿易振興課
【電話】22-8122

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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