■長野県上田市
豊かな風土で育まれた歴史と文化が織りなす街
長野県東部に位置する上田市は、古来から京都と東北地方を結ぶ「東山道」の拠点として栄えました。四方を2000メートル級の山々に囲まれている上田市は、昼夜、冬夏の寒暑の差が大きい、典型的な内陸性の気候です。その気候を活かして、野菜や花きの生産が行われ、「レタス」や「トルコキキョウ」、「ひめゆり」はブランド化が推進されています。
全国の蚕糸業を支える「蚕都(さんと)」として発展し、現在では、輸送関連機器や精密電気機器を中心とする製造業が地域経済を牽引しています。
観光地としての上田市は、歴史的文化遺産や特色ある伝統行事のほか、国指定の高原や温泉などの観光資源を有しています。戦国時代に武勇に優れた知将として、全国にその名を轟かせ活躍した「真田氏」発祥の地であり、真田氏の山城など多くの史跡が点在し、戦国の世の面影を今に伝えています。
全国的にも稀な小雨地帯で、歴史的な家並みなど日本の原風景が多く残っている上田市は、名作映画の舞台となっており、現在でも年間100本に近い映画やテレビドラマなどの撮影が行われています。平成28年のNHK大河ドラマ「真田丸」の舞台になりました。
主なイベントとして、「上田真田まつり」や「上田わっしょい」、「信州上田大花火大会」などがあります。
▽基礎データ(令和6年7月)
人口:151,899人
世帯数:70,119世帯
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