文字サイズ
自治体の皆さまへ

住み慣れた地域で安心できる暮らしを続けていくために

38/55

福井県永平寺町

「もしも」のときに続いて、「高齢者虐待」について紹介します。
高齢者虐待は、誰にでも起こる問題です。「虐待」というと、テレビのニュースで耳にする事件と思っているかもしれません。しかし、身近な地域でも通報や相談がされています。

■虐待とは?
・身体的虐待…たたく、つねる、ける、ベッドに縛りつけるなど
・心理的虐待…子ども扱いをする、怒鳴る、ののしる、恥をかかせるなど
・介護等放棄(ネグレクト)…食事をあたえない、おむつを替えない、劣悪な環境に放置するなど
(自らの生命、健康、生活を損なうまま放置しているセルフネグレクトの高齢者も多く、周囲の支援が望まれます)
・経済的虐待…本人に必要なお金を使わせない、本人の不動産、年金を意思に反して使用するなど
・性的虐待…性器への接触、下半身を裸にして放置するなど

■高齢者虐待の背景は
○虐待される側
・介護が必要
・介護が長期になっている
・認知症を患っている など

○虐待する側
・介護負担が重い
・介護の知識不足 など

■介護をする人の負担を減らすためには
介護をする人は、介護という経験したことがない役割を果たすことに不安や疲れ、ストレスを感じることが多いようです。また、ほかの家族の協力がない場合など孤独感も強く追い詰められていくのかもしれません。

○負担を軽くする
・周囲に助けを求めましょう
・地域包括支援センターに相談しましょう
・一人で抱え込むことはやめましょう
・さまざまな介護サービスがあります
・成年後見人制度(認知症などにより判断能力が十分でない人の預貯金などの管理などを本人に代わって支援する制度)があります

○高齢者の状態を理解する
高齢者が認知症を発症している場合があります。
認知症とは、脳の病気で、少し前のことを覚えられなくなるなど、生活に支障が出てきます。しかし、認知症を発症している人への周囲の接し方で症状は大きく変わります。怒ったり叱ったりするとより症状が悪化します。できないことを責めずにできることほめることで、落ち着き、笑顔になります。

■もし、虐待に気づいたら
地域包括支援センターや役場福祉保健課などに相談しましょう。虐待をしている人は「虐待をしている」という自覚がない場合も多くあります。「言うことをきかないから仕方ない」と考えていることもあります。もし、みなさんが気づいたら、虐待がエスカレートしないためにも相談機関に相談しましょう。

■出張 みんなのサロン 12月・1月の開催日
12月7日(木) えい坊館 13時~16時
12月21日(木) 開発センター2階消防ホール 10時~13時
1月11日(木) やすらぎの郷 13時~16時
1月24日(水) えい坊館 10時~13時

出張みんなのサロンは、介護者さんや、地域のみなさんどなたでもご自由に参加できます。お茶を飲みながら、気軽に話をしませんか。気軽にお越しください。
みんなのサロンは、看護師のボランティアが活動しています。

問合せ:
地域包括支援センター【電話】61-6166
福祉保健課【電話】61-3920

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU