キーワードは[楽しい!][安心!][元気!]
Next Stage(ネクストステージ)!
「大交流時代」につなげる予算
令和6年度当初予算は、北陸新幹線福井開業、さらには中部縦貫自動車道の県内全線開通(令和8年春予定)を見据え、人や物の流れが劇的に増大する福井の「大交流時代」を拓(ひら)くための重要な予算となります。
この「大交流時代」のチャンスを最大限に生かし、市民一人一人が「楽しい」「安心」「元気」な福井を実感できるよう、にぎわいの創出、子育て・教育環境の充実、産業の振興などの取り組みを着実に進め、第八次福井市総合計画の将来都市像「みんなが輝く全国に誇れるふくい」の実現を目指します。
(本紙)2、3ページでは会計ごとの予算額や財政指標の推移、(本紙)4、5ページでは当初予算のポイントや主要事業について紹介するネ!!
(Next Stageへ 大交流時代 行くネ!)
■(1)一般会計 1293億500万円
福祉や教育、公共施設の整備など、基本的な行政サービスを行う会計です。
▽歳入の主な増減理由
・市税は、定額減税による個人市民税の減少などにより、前年度と比べ12.3億円減少しました。
・国庫支出金は、市街地再開発事業等支援事業の進捗による事業費の減少などにより、前年度と比べ19.1億円減少しました。
・地方特例交付金は、定額減税による市税減収分の補てんにより、前年度と比べ11.8億円増加しました。
■(2)特別会計 756億1500万円
▽歳出の主な増減理由
・民生費は、障がい福祉サービス事業、私立教育・保育施設給付事業などの増加により、前年度と比べ19.3億円増加しました。
・衛生費は、ごみ処理施設整備事業の増加などにより、前年度と比べ26.1億円増加しました。
・土木費は、市街地再開発事業等支援事業の進捗による事業費の減少などにより、前年度と比べ35.1億円減少しました。
・教育費は、市立図書館リニューアル事業、新学校給食センター整備事業の完了などにより、前年度と比べ27億円減少しました。
■(2)特別会計 756億1500万円
国民健康保険や介護保険など、原則としてかかった経費を保険料などの事業収入でまかなう会計です。
福井市には九つの特別会計があります。
※▲はマイナスを表します。
■(3)企業会計 305億4900万円
民間企業のように、サービスを提供することで収益を上げて経費をまかなう会計です。
福井市には四つの公営企業会計があります。
(1)+(2)+(3)
予算総額2354億6900万円
市では、令和4~8年度の5年間の財政の見通しを試算した「福井市財政計画」を策定しています。今年度も、この計画に掲げる取り組みを着実に実行し、財政の健全化、効率的で効果的な財政運営に努めます。
■財政指標の推移
※令和4年度までは決算、令和5年度は見込み、令和6年度は予算ベースの額です。
▽財政調整基金(*4)現在高
福井市財政計画の目標(令和8年度末残高50億円以上)の達成に向け、順調に推移しています。
▽市債残高(一般会計)
※臨時財政対策債(*5)を除く
ごみ処理施設整備事業や新学校給食センター整備運営などの大型公共事業の実施により、令和5年度以降は増加しています。
*1 国庫支出金…国から市に対して支出される負担金、補助金、委託金、交付金
*2 市債…道路や学校などの整備のために、国や金融機関などから長期的に借り入れる資金であり、現役世代と将来世代の間で費用分担が可能になる
*3 地方交付税…地方公共団体間における財源の不均衡の調整と財源保障を目的として、国税の一部が地方に交付される
*4 財政調整基金…大雪などの災害などにより財源が不足する年のために、黒字の一部を組み立てておく基金(=貯金)
*5 臨時財政対策債…地方交付税の財源不足に対処するため、市が特例として発行する市債
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