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特集 人生はいつも「青春」! 地域が輝く! 新しいシニアのチカラ(2)

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福井県福井市

■#3 モットーは「一生勉強、一生感動、一生青春」!
●YOSHIO YOSHIOKA 吉岡芳夫さん
福井いきいき会(順化地区)
活動日:毎日
活動場所:エコライフプラザほか
活動内容:映画・音楽鑑賞会、合唱サークル、卓球ほか

▽[ココがスゴい]市内ナンバーワンのサークル数
福井駅周辺を拠点に、毎日休むことなく精力的に活動しているよろず茶屋「福井いきいき会」の副会長吉岡さん。大学教授だった経験を生かし、高齢者仲間の生きがいづくりや団体の運営のためのさまざまな活動に尽力しています。
卓球などのスポーツや映画鑑賞会のほか、生成AIの利便性を体感する「チャレンジパソコン」や「YouTubeを楽しむ会」など、最新のデジタル技術に慣れ親しむことを目的とした活動まで。全部で37ものバラエティに富んだサークル活動を行っています。吉岡さんは、「近所付き合いだけでは人との出会いは限られ、コミュニティも閉鎖的になっていく。福井駅周辺を活動場所にしているのは、いろんなところからいろんな価値観や考えの人が集まることで、これまでにはない新たな出会いが生まれるから。住んでいる地区や年代に関係なく、幅広い人たちに参加してほしい」と話します。

▽[ココがスゴい]独自の新聞・ホームページを制作!
吉岡さんは、自分たちの活動を広め、1人でも多くの高齢者に関心を持ってほしいという思いから、月に1回『福井いきいき会新聞』を発刊し、団体のホームページを独自で制作。紙面作成から発刊まで、全て1人でこなしているといいます。
こうした吉岡さんの情報発信もあって、現在では月に約700人もの高齢者が参加するようになりました。「行政に頼るだけではなく、私たちがやりたいことを自由に具現化できることにとてもやりがいを感じている。80年以上生きてきたが、まだまだ知らないことばかり。これからの人生、貪欲に多くのことを学び、たくさんの高齢者に還元していきたい」と熱く話してくれました。

・数あるサークル活動の中でも人気なのが、一つのテーマについて徹底的に語り合う「よろず討論会」。「公共交通のキャッシュレス導入」「オリンピックにおけるマスメディアの報じ方」など、自由なテーマに対して毎回活発な議論が飛び交う
・人が集いやすい福井駅周辺を活動の拠点としているため、地域を超えた幅広いつながりができ、参加者たちの生きがいにつながっている

■#4 体を動かすことを通じて地域に仲間が増える!
●MARIKO SHIMIZU 清水まり子さん
高柳新婦人会(中藤島地区)
活動日:毎週月曜日
活動場所:高柳新町会館
活動内容:百歳体操、談話ほか

▽[ココがスゴい]地区のためにまずは自分にできることを
高柳新町会館を拠点として活動しているいきいき百歳体操自主グループ「高柳新婦人会」代表の清水まり子さん。看護師やケアマネージャーとして働いていた経験を生かし、生まれ育った中藤地区に住む高齢者が楽しめる場所をつくりたいとの一心で、4年ほど前にグループを立ち上げました。「高柳新町に住む75歳以上の後期高齢者は100人以上で、家にこもっている人がほとんど。自分たちの活動を通じて、1人でも多くの高齢者が家の外に出て、誰かと交流するきっかけになればうれしい」と話します。

▽[ココがスゴい]型にハマらない楽しみ方を企画!
百歳体操のような地域の高齢者が集う場に参加することには、良い運動になるというだけでなく、さまざまなメリットがあると言います。「参加者との何気ない会話を通じて地域の困りごとや問題点を発見したり、地区の先輩に歴史や文化を学んだり、週に1回集まって話す機会をつくることで地域全体が活気付く。毎回参加する決まった人たちだけでなく、年代や性別問わず幅広く参加してほしい」と話します。
「最近は、参加者皆でお茶を楽しんだり、語り合ったりする時間を積極的に設け、体操+αの活動を心がけている。地域と関わりを持たない高齢者の人たちでも、自然と参加したくなる仕掛けをつくっていきたい」と熱く語ってくれました。

・グループの主要メンバー。百歳体操を通じて出会い、現在では新しい地域活動を企画している。仲の良さはピカイチ

◆百歳体操が僕の元気の源です!
下森田新町自主グループ(森田地区)
活動日:第2・4水曜日
活動場所:
・下森田新町
・ふれあい会館
活動内容:百歳体操、談話ほか

自治会長を務めていた経験を生かし、地元の森田地区で百歳体操の自主グループを立ち上げました!普段関わることの少ない高齢者の人たちとの交流が増え、毎日が格段に楽しくなりました。ぜひ、私たちの活動に参加してみてください!

■今すぐ参加できて楽しめる!
福井市の4種類の地域の通いの場

●人が出会い、元気と笑顔を分け合う場、それが「通いの場」です!
市では、高齢者一人一人が住み慣れた地域でいつまでもいきいきと暮らせるように、地域の「通いの場」の取り組みを支援しています。通いの場とは、公民館や集会所などを活用し、高齢者などの地域住民がより身近に集まることのできる地域の居場所のことです。市では、さまざまな団体が、運営者の想いのもと、それぞれの特色を生かしながら活動しています。

▽1 よろず茶屋
地域住民が主体となって運営する、高齢者がいつまでも楽しく自由に集える高齢者サロンです。健康麻雀や囲碁、将棋などの趣味活動に加え、健康体操や卓球などのスポーツ、談話や脳トレなども行っています。

▽2 いきいき百歳体操
高齢者向けの介護予防運動で、約40分間の筋力体操の「百歳体操」に取り組む自主グループです。年齢に制限されることなく筋力をつけられること、体操するだけでなく地域とのつながりが生まれることなど、介護予防につながる多くの効果が期待できます。

▽3 老人クラブ
地域の仲間が活動を通じて、自らの生きがいや健康づくりを図る自主的な団体です。おおむね60歳以上の人であれば誰でも参加でき、活動内容は地域によって多種多様です。

▽4 自治会型デイホーム
市内全地区の集会場などで、専任の職員が参加者の希望に応じながら、介護予防、生きがいや健康づくりにつながる活動を行っています。好きな地区の活動に参加することができます。

地域包括ケア推進課 吉田
「地域の通いの場に参加したい人、新しく通いの場を立ち上げたい人など、お気軽にお問い合わせください!」

少子高齢化や核家族化などにより、独り身の高齢者が増えてきているのと同時に、地域や周囲との関わりを持つことができず、孤立して自宅へ引きこもる高齢者もまた増えてきています。
一度きりの人生、年を取っても、いつまでも自分らしく笑顔でいきいきと過ごせるよう、多種多様で魅力あふれる「地域の通いの場」に参加することを通じて、自分に合った楽しみ方を見つけてみませんか。

問合せ:地域包括ケア推進課
【電話】20-5400【FAX】20-5426

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