みはまシナプスプロジェクト 美浜町公設塾「放課後教室サン」 活動報告

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町が目指すにぎわいのテーマの1つ「人づくり～学びと挑戦を育む～」を実現するための第1弾として、昨年10月25日に小・中学生を対象とした美浜町公設塾「放課後教室サン」を開塾しました。
現在、34人の塾生(小学生26人・中学生8人)が毎週水・金曜日に「テーマ型授業」を受けています。また、毎週火・木曜日は公設塾の事務所をオープン・スペースとして開放し、塾生以外の子どもたちも利用できる場として開放しています。
今回は「学びと挑戦」がどのように「にぎわい」と結びついていくのか、活動内容や体験者の声をお伝えします。

■好奇心を育む!テーマ型授業
テーマ型授業は、小学5・6年生、中学1～3年生の塾生を対象に、さまざまなテーマを扱い子どもたちのワクワクを育みます。各テーマは4回の授業で構成され、起源をクイズ形式で学んだり、グループワークの中で意見を伝え合ったりして、発見や体験を通じた子どもたちの好奇心を高めていきます。
授業には「考える」「予測する」「歴史を知る」「自分の意見を伝える」「人の意見を聞く」「人の本質が分かる」「先人の熱い想いにふれる」「実験や体験を通して体で感じる」「想像して形にする」等、これからの時代を生き抜くために必要な要素が盛り込まれています。
12月20日、22日にはサンリンピックを開催し、塾生が考えた世界にたった1つのオリジナルスポーツを子どもも大人も一緒になって楽しみました。

▽12月のテーマ　スポーツ編
テーマ型授業は、3回の授業と総集編の合計4回で構成され、どの回も子どもたちは興味津々でした。
・第1回　スポーツとは何か?
・第2回　誰もが楽しめるスポーツとはどんなだろう?
・第3回　サンだったらどんなスポーツを実現できる?
・総集編　まちを巻き込んでオリジナルスポーツでスポーツの祭典“サンリンピック”を開催しよう

▽サンリンピックに参加した　竹内健一(けんいち)さん(郷市)
「何ができたのかなあ」と気になって公設塾の事務所でスタッフの方とお話したことが「放課後教室サン」を知ったきっかけでした。
サンリンピックでは「自ら考え、企画し発表する」を実践されていて、これからの子どもの育成につながる取り組みだと感じました。今後、社会に出たときに重要な力ですし、持っている才能を多方面で発揮できる場になると思います。
初めは、見学者として申し込みましたが、子どものいきいきした姿や自分の気持ちを偽りなく出している表情を見て「自分もやってみたい」と思い参加者に変更してもらって、子どもたちが考えたスポーツを一緒にさせてもらいました。とても楽しい時間でした。
町の子どもたちからパワーをたくさんもらいましたし、これからもこういったイベントに参加したいと思います。

■ふるさと美浜元気フォーラムの提案を形に!～駄菓子屋サン　大盛況～
令和4年度のふるさと美浜元気フォーラムで「コミュニティ・空き家」の課題に対して提案された「空き家を駄菓子屋にして美浜町を明るく!」の実現に取り組みました。
昨年11月3日と4日に開催された「みはまシナプスプロジェクト×北陸新幹線敦賀開業記念イベント」では、空き家を事務所として利用している放課後教室サンを駄菓子屋サンに大変身。小学生18人とフォーラムで提案をしてくれた中学1年生2人が駄菓子屋の運営・販売を体験しました。
当日は、たくさんの家族連れや子どもたちが来店し、昨年まで空き家だった場所やその前の通りがとても賑わっていました。
今後も子どもたちが町の課題に対して行った提案を実行に移していきます。

■オープン・スペースから発生したマイプロジェクト～クリスマスフェスティバルを12月19日に開催～
駄菓子屋サンの体験で、みんなで作り上げる楽しさを体感した子どもたちは、オープン・スペースの時間に急遽マイプロジェクトとして「クリスマスフェスティバル」の開催を決定しました。
短期間ながらも「どうしたら参加者に楽しんでもらえるか」という視点で打ち合わせを重ね、体験を充実させた企画がたくさんできました。中でも「やってみたい!を実現」ということで「子どものチャレンジショップ出店」を試みました。
公設塾の事務所で開催されたチャレンジショップでは、ネイル体験やレジン体験、その他にもサンの看板制作やワンチームでのドミノ転倒式等、子ども約25人がクリスマスフェスティバルを大いに楽しみました。

▽マイプロジェクトに挑戦した　美浜西小6年　平城　知紘(ちひろ)さん
オープン・スペースで「クリスマスに何かしたい」とみんなで意見を出していたら「おもしろそう!やってみたい!」という気持ちが湧いてきたので「クリスマスフェスティバル」を企画しました。
私は、子どものチャレンジショップとして、ネイルのお店を出しました。来場者からは「ネイルしている人すごいな」等と言ってもらい、興味を持ってくれたのが嬉しかったです。
放課後教室サンは、ただ教えてくれるだけではなく、自分の体験としてやってみることができて「これはこうするのか」「意外と難しいな」と毎回感じています。これから、クリスマスフェスティバルよりもっと大きく、誰もが楽しめるようなイベントで、美浜町全体を盛り上げていきたいです。

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お問い合わせ先：町まちづくり推進課(担当・大同)
【電話】32-6701