■基本情報
◎大正14年に朝日村立丹生実科高等女学校開校。
昭和23年に県立丹生高等学校開校。同窓生約17000人。
◎全日制普通科1学年約110人。生徒の約7割が進学。
◎令和5年度の主な進学先は、福井大、福井県立大、京都教育大、山形大、富山大学、仁愛大、仁愛女子短大、福井医療大、明治大学、日本大学、専修大学、立命館大、関西学院大など。主な就職先は、福井村田製作所、信越化学工業、鯖江村田製作所、(株)アイシン福井、福井めがね工業(株)、日本郵便(株)など。
平成19年度から始まった中高一貫教育も今年で18年目を迎えました。越前町内の中学生だけでなく、近年は町外や県外からも多くの生徒が進学する丹生高校。越前町の将来を担う子どもたちが安心して学ぶことのできる丹生高校の教育活動について、お伝えします。
■学びの特色
丹生高校は、生徒の主体的な学習活動や学び合い、教え合いにより学力の向上を図ります。生徒一人ひとりのさまざまな進路実現に向け、丁寧に全校体制でサポートします。
◇創立百周年に向け探究しながら準備を進めています
令和7年度に実施を予定している創立百周年記念事業も、いよいよ迫ってまいりました。来年度より3学年ともジェンダーレスを取り入れた制服となり、新しい制服で記念事業を迎えることになります。また、昨年の10月から百周年に向けた寄付募集活動を開始しております。越前町の高校として邁進する本校のために、温かいご支援を賜りたく、皆様に広くお願いする次第です。詳しくは丹生高校ホームページなどをご確認ください。
現在、NT(総合的な探究)の時間を活用して、2年生が4月からマスコットキャラクターの製作や広報などの記念事業の準備を進めています。生徒とともに思い出に残る百周年を迎えられるようさまざまなことに取り組みたいと思います。
◇丹生高校の特色の一つである中高一貫教育について
[1]中高一貫教育のメリットについて
中学3年生から連携生徒の交流が始まるため、「高1クライシス」と呼ばれる高校進学に伴う環境などの変化による精神面などの不調が生じることがありません。また、高校で学ぶ内容を中学3年生の3学期から、発展的な学習として、先取りで実施しています。意欲の高い仲間と4年間学ぶことで、自分の能力をさらに伸ばすことができます。また、安心して学校生活を過ごすこともできます。
[2]中学三年生から探究活動が始まります
丹生高校には「探究科」はありませんが、他の高校に比べても早い時期から探究的な活動を進めています。具体的には、連携クラスの1・2年生が協力して「越前町」についての課題を研究し、毎年2月に越前町長に研究成果を報告しています。中学3年生は、その準備として、サマースクールやウインタースクールで探究的な学びを行います。予測が困難なこれからの時代を生き抜くためには、答えのない課題に対して、多様な他者と協働しながら目的に応じた納得解を見いだすことができるかが、とても重要になってきます。丹生高校の連携クラスは、他のクラスや他の学校に先駆けて探究活動を進めています。
[3]進学実績
中高一貫連携クラスの生徒の多くが地元を中心とした国公立大学への進学を希望しています。中学3年生からの4年間の計画的な進路指導や個別学習により、大学進学者の約半数が国公立大学に合格するなど高い合格実績をあげています。近年では、難関大学進学を目指す生徒もいます。卒業後は地元に戻り、教員や警察官、地方公務員になるなど、ふるさとを担う人材として活躍しています。
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