■健康コラム 高齢者が安心して暮らせる地域づくりをめざして 保健事業コーディネーターのご紹介
市では、高齢者が地域で安心して暮らし続けることができるように、疾病予防や重症化予防のための健診や保健指導等の「保健事業」と、フレイル状態(身体機能や認知機能の低下がみられる状態)予防のための生活機能維持を含めた「介護予防」を健康推進課と介護長寿課が連携して一体的に実施しています。
高齢期における健康状態は、心身の衰えや病気など個人差が大きく、複合的な状況となるため、医療受診だけではなく、サロンなどの通いの場(以下、通いの場)をはじめとした介護予防事業等を活用していくことが大切です。
高齢者の健康づくり支援のために、保健師、管理栄養士などの医療専門職の「保健事業コーディネーター(以下、コーディネーター)」がいます。コーディネーターは、住民健診や医療機関での健診結果をわかりやすく説明します。健診結果をもとに、食事や運動など生活習慣の工夫を一緒に考えながら、健康相談・保健指導・支援を行います。
また、後期高齢者健診の未受診者や元気にすごしているか分からない人などを訪問し、健康状態の把握に努め、状況に応じて健診の案内や医療機関への受診勧奨、必要なサービスの紹介・支援を行っています。さらに、地域の公民館等で行われている通いの場に出向き、栄養や健康に関する講話や健康相談を行います。
後期高齢者健康診査はお済みですか。
健診での最年長受診者は、101歳の人が受診されています(令和5年11月9日現在)。まだお済みでない人は、令和6年3月31日まで実施していますので、受診票等を持参して、お早めに実施医療機関で受診してください。
問合せ:健康推進課保健指導係
【電話】24・8163
■12月1日は「いのちの日」
厚生労働省が、自殺予防の一環として、2001年12月1日に「いのちの日」を制定しました。
誰でも気持ちが沈んだり、落ち込んだり、日々の生活の中でストレスを感じることも少なくありません。ストレスとうまくつきあっていくコツのひとつに「自分のこころのサインに気づくこと」です。自分で気づくサインには、次のようなものがあります。
からだのサイン:頭痛、寝つきが悪い、めまいなど
こころのサイン:イライラする、やる気がなくなる、人付き合いが面倒になるなど
[ストレスを過度にためないために自宅でできるセルフケア]
(1)1日3食、規則正しく栄養のあるものをとりましょう。
(2)睡眠時間を確保しましょう。
(3)リラックスできる時間をつくりましょう。
こころの調子をくずしてしまった時は、ひとりで抱え込まずに家族や友人など、身近な人に相談してみませんか?相談方法もいろいろあるので、あなたに合った方法で、あなたの不安やつらい気持ちを伝えてください。
○心理士によるこころの相談
『まもろうよこころ』『こころのオンライン避難所』は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
■「ほっとサロン」のお知らせ
人と会って話をすることにおっくうになっていたり、誰にもわかってもらえない…といった気持ちを抱え込んでいませんか。「ほっとサロン」は、生きづらい気持ちを抱えた人が集い、同じような気持ちを抱えた人と一緒に、心も身体も温かくなるようなひと時を過ごすための居場所です。2か月に1回開催しています。
日時:12月16日(土)13時~15時
場所:おりなす八女研修棟
内容:「八女茶を味わおう」煎茶体験、茶話会(内容は変更になることがあります)
申込み:NPO法人チャイルドケアセンター
【電話】092・502・8822
※2日前までに申し込み(月~金、9時~17時)
問合せ:健康推進課保健指導係
【電話】23・1352
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