保健福祉の情報をお伝えします
■11月14日(火)は「世界糖尿病デー」
世界の糖尿病人口は2045年には約7億8300万人に達すると試算されています(※1)。日本でも現在、糖尿病の可能性のある人を含めると約2000万人(※2)に上り、早急な対策が必要です。
国連は11月14日を「世界糖尿病デー」と定め、予防と治療の啓発を行っています。その一つとして、建築物を青色にライトアップするイベントを実施します。11月12日(日)〜14日(火)のいずれも日没から、小倉城、チャチャタウン小倉(小倉北区砂津3丁目)、小倉駅・黒崎駅周辺で。
※1IDFDIABETESATLAS10thEdition2022
※2平成28年国民健康・栄養調査(厚生労働省)
◆その他の催し
▽ブルーライトアップin北九州啓発イベント
医師によるトークショー、栄養・医療相談など。11月12日(日)14時30分〜17時30分、小倉井筒屋クロスロードで。荒天中止。
▽市民糖尿病教室
小倉第一病院副院長・石井義輝さんによる講演、眼底写真撮影、動脈硬化検査など。11月19日(日)13〜16時、小倉第一病院(小倉北区下到津1丁目)で。
「眼底写真撮影」「動脈硬化検査」は人数制限あり。詳細は問い合わせ先へ。
問い合わせ:保健福祉局健康推進課
【電話】093-582-2018
■コラム 健康になる技術
「健康な習慣を身に付けたいけど、なかなかできない」と思っていませんか?
習慣を変えられないのは、怠け者だからでも意思が弱いからでもありません。人がもつ行動や考え方の特性(癖)が影響しているからです。
例えば…
▽レストランで多い量の食事を出されると、目の前の状態に行動を合わせてしまい、量が多いと思っていても食べてしまう。
▽お酒の飲み過ぎは健康によくないと分かっていても、飲みたい感情が我慢する気持ちを上回り、「健康になる」という遠くのご褒美より、近くの喜びを選んでしまう。
▽タバコを吸う人は「やめたらかえってストレスがたまってよくない」と、自分の行動を正当化してしまう。
このように、健康の習慣づくりは人間の特性上、ハードルがたくさんあり、意志の力だけでなんとかすることは、意志の強い人でも難しいのです。そこで、効率よく達成するための「技(ワザ)」を紹介します。
◆効率よく達成する「技」とは
習慣は、「決意→行動→行動の繰り返し→習慣の形成」という4つのステージを経て身に付くものになります。
(1)良い習慣を始めるにも悪い習慣をやめるにしても「決意すること」が大切です。自分で決めることで、取り組むこと自体が自分への報酬となります。
(2)同じような状況(場所・時間)で、繰り返し行動すると習慣づくりがしやすくなります。すでにやっている習慣に、新しく身に付けたい行動を一つだけくっつけるとよいでしょう。また、記録をつけ、行動の振り返りを行うことも効果的です。
公衆衛生学者・パブリックヘルスストラテジスト(北九州市アドバイザー)
林英恵
問い合わせ:保健福祉局健康推進課
【電話】093-582-2018
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