◆文化と人権
▽「文化」と「人権」の関わり
生まれ育った、異なる文化的背景からいろいろな価値観が生まれます。その価値観は、私たち一人ひとりの行動に影響を及ぼし、この多様な社会を形成しています。
私たちはみな、尊厳をもつ存在であり、どのような文化的背景を持っていようと、平等に扱われるべきたいせつな存在です。
しかし、長い歴史の中で、また今もなお、世界のあちこちで自分たちとは異なる文化の否定や人権の侵害が起きています。
例えば、独自の豊かな文化を持って暮らしてきた日本の先住民族アイヌの人たち。日本でもその歴史に関する理解が不十分なため、いまだアイヌの人たちに対する差別や偏見が残っています。
また、文化や習慣の違い・言葉が通じないなどのコミュニケーション不足などに起因する「外国にルーツを持つ人」に対する差別も、大きな課題となっています。
▽ともに創る文化をたいせつにする社会
日々の暮らしのなかで、音楽・絵画などの芸術や歴史、伝統芸能に触れ、地域の特色ある文化に価値を見出し、共有していくこと。郷土食や地元のお祭り、文化財や自然景観など、身近にあるさまざまな文化をたいせつにし、次代に繋いでいくこと。
このような営みを続け、お互いの文化を尊重していくことで、私たちの社会がより豊かになっていくのではないでしょうか。
▽お互いの文化が尊重され、人権が守られているそのような社会をともに創っていきましょう。
問合せ:文化課
【電話】940-2683
◆2022年人権標語
※詳しくは広報紙をご覧ください。
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