▽規則正しく、うんちを出せていますか?
人間は、生命を維持するために「食べる」行為と「出す」行為を毎日繰り返しています。
「食べる」行為は、食文化としてさまざまな形で発展してきた一方、「出す」(排泄)行為は、どちらかというとマイナスイメージで捉えられてきました。「出す」ことも人間の当たり前の営みです。皆さんはうんちを気持ちよく出していますか?
海津木苑では、「出す」行為に着目し、子どもたちが持っているトイレや排泄に対する「汚い」「くさい」「恥ずかしい」などのマイナスイメージをプラスのイメージに変え、特に学校で安心してうんちを出してほしいとの願いを込め、「排育」について発信しています。
▽『排育』って?
誰もが皆例外なく「食べて・出す」行為をします。排泄行為を正しく学び理解することでマイナスイメージ(汚い・くさい・恥ずかしいなど)を払拭し、“当たり前のことが当たり前に(学校での排便など)行動できる”・“いじめやからかいなどを「おかしい」と言える”、そして“自分を大切にしてほしい”との願いから生まれた言葉(造語)です。
《排育3か条》
(1)[なかまづくり]食べたら「出す」ことを、みんなで受けとめ認め合う
(2)[食生活と健康の管理]うんちを気持ちよく出すために、偏食しないでバランスよく食べる
(3)[学力保障]心地よくうんちができ、学習に集中できる学校環境をつくる
▽海津木苑は、食品加工団地内に立地する全国的にもまれな存在です。それは、地元鹿部区はもちろん、先人たちが公衆衛生という難題を乗り越えるため積み重ねた努力のうえにあることを忘れてはいけません。「食べること」と「排泄すること」は、私たちが生きる上で“あたりまえ”の営みです。これからも「排育」に対する共感の連鎖が広がっていってほしいですね。
海津木苑長
吉田 義昭さん
・海津木苑の出前講座
施設の説明や建設経緯(旧施設撤去・受入)、「排育」(排泄の大切さ)など…60分
申込・問合せ:まちづくり推進課
【電話】942-1165
問合せ:古賀市「海津木苑」
【電話】944-1030
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