◆地域猫活動を知ってください
市には「外で子猫が産まれて困っている」「猫のふん尿被害で困っている」「飼い主のいない猫がいて、かわいそう」などの相談が多く寄せられます。
▽〝飼い主のいない猫〟たちの環境
メス猫は、早くて生後6か月ほどで繁殖能力が備わり、年に3~4回、1回で3~8匹の子猫を出産できます。
〝飼い主のいない猫〟が増えると、ふん尿被害や鳴き声などで困る人も増えます。また、猫たちも、ケンカや縄張り争いによるケガや感染症、交通事故など、厳しい環境で生活することに。特に子猫は産まれてすぐに死んでしまうなど、不幸な命も少なくありません。
▽〝飼い主のいない猫〟たちを増やさないために
そこで市は、〝飼い主のいない猫トラブル〟の解決法の一つとして「地域猫活動」を推進しています。「地域猫活動」とは、〝飼い主のいない猫〟に不妊去勢手術を行い、その猫を地域猫として適正に管理することで、一代限りの命を全うしてもらう活動。市内では現在、約80団体がこの活動に取り組んでいます。
▽「地域猫活動」のメリット
1.不妊去勢手術で、新たな子猫は産まれなくなります。また、発情期特有の鳴き声や尿の臭いが軽減されます。
2.エサのやり方をルール化することで、エサの散乱、ゴミあさりを防ぎます。
3.トイレの設置で、ふん尿の被害が減ります。
4.地域に命を大事にする気持ちが生まれます。
5.活動をきっかけに、地域のコミュニケーションが活性化されます。
6.飼い主のいない猫の寿命は約3~5年。活動の継続で徐々に数が減ります。
市は活動に取り組む団体やその団体を支援するサポーターに、不妊去勢手術や猫の譲渡に係るワクチン接種・ウイルス検査などの費用の一部を助成し、活動を支援しています。
猫のことで困っている人や地域猫活動に興味のある人はお気軽にご相談ください。
*耳がV字にカットされている猫は不妊去勢手術が済んでいるしるし!
オスは右耳、メスは左耳がカットされています。
問合せ:環境課
【電話】942-1127
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