人と人とがつながり、支え合う地域をみんなでつくるために
《子育て支援》
《特別支援教育推進協議会》
※この協議会は、小中学校、幼稚園、保育園、教育委員会、健康課、福祉課、社会福祉協議会等の職員で組織しています。今後も「れいんぼー便り」を通して、子どもたちについての情報を発信していく予定です。
■通級指導教室ではどんな学習しているの?
●菊池小学校「きくち教室」 大刀洗小学校「あおぞら教室」について
通級指導教室では、子どもたちの持つ「困り感」を少しでも解決できるように、得意なことを生かしながら楽しく学習しています。「わかった」「できた」と思う体験がより多くできるように、週1回90分程度、一人ひとりの課題に応じた個別指導を行っています。自己有用感を高め、自分に自信をもつことができることを願います。そのために、保護者・担任・通級担当の三者で連携をとりながら、子どもさんの困り感の解消をめざしています。特に、おうちの方との面談は、お子さんの様子を理解する上で指導に大変役に立っています。また、おうちの方も「話してよかった。家でもやってみます。」という声が聞かれています。お子さんのことで気になることあれば、お気軽にご相談ください。
きくち教室:川島先生、平田先生
あおぞら教室:原田先生、小谷先生
《自分なりの話の聞き方の工夫》
▽(1)姿勢保持クッションの利用
話を聞くときの姿勢について考えてみましょう。相手を見て静かに体を動かさず聞くことを当たり前のように考えていました。しかし、特性をもっている方は、何らかの刺激のある方が、話を聞いたり作業をしたりすることがはかどる場合もあります。そんな方のために姿勢保持クッションがあります。お尻の下に敷いて程よく揺れたり、足元に置いて動かしたりしながら刺激を入れる聞き方があります。
▽(2)手に持つ「にぎにぎ」
何か手に持っていないと安心できない、だからと言って手遊びをしているようには見られたくない。そんな時に手元で持っているのが、「にぎにぎ」です。粘土のような柔らかい触感で、机上に出さなければ、周りの人にも気づかれることは少なく、話している人に視線を合わせることができます。
●中学校内「大刀洗教室」について
学習、生活、人間関係など様々な場面で困り感を感じている子どもたちが、自分の個性を「知る、認める、活かし方を考える」ことで、「安心して学校生活を送れるようになること」、「自立に向けての手立てを見つけられること」を目標に、週に100分(2校時)程度、それぞれの課題に応じてトレーニングや教育相談を行っています。また、学校と家庭でのお子さんの様子を共有できるように、電話連絡や教育相談も行っています。
担当:手嶋先生、大塚先生
・矢印の補助があるテキストを使った速読の練習
・指先と集中力を鍛えるモザイクパネルを使った活動
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