■民生委員・児童委員とは
民生委員・児童委員は、訪問活動などで高齢者世帯や児童の見守りを行いながら、困っている人の相談を受け、その困りごとを解決するため行政や関係機関へつなぐ活動をしています。
月1回の定例会や定期的に行われる研修会で福祉や子育て支援・行政サービスなどを学び、適切な専門機関へ相談をどのようにつなぐかなどを学びます。
通常は、担当地区にお住まいの65歳以上の一人暮らし世帯や、70歳以上の高齢者のみの世帯の方と、児童の見守り支援活動を行っています。
災害時には、健康福祉課と連携し、高齢者世帯へ避難所開所の案内や安否の確認をしています。
民生委員・児童委員は法律により定められているため、守秘義務があります。
町内には、31人の民生委員・児童委員が活動しており、そのうち2人が主任児童委員です。
■主任児童委員とは
主任児童委員とは、他の民生委員・児童委員と違い担当地区がなく、町内の小学校や中学校、保育施設へ訪問し、子どもや子育てなど、児童福祉に関する支援を専門的に担当する民生委員・児童委員です。
案件に応じて、他の民生委員・児童委員や学校などの関係機関と連携・協力しながら活動をしています。
■民生委員・児童委員の活動事例
▽一人暮らし高齢者の介護サービス利用へ
一人暮らしで身寄りのない高齢者Aさんは不安な毎日を過ごしていました。
真夏や真冬は体調を崩して入退院を繰り返していました。そこへ、民生委員が訪問し、本人のニーズを聞き取り健康福祉課へつなぎました。
介護保険の認定申請を行い、有料老人ホームに入ることができ、周囲の人と穏やかに過ごすことができるようになりました。認知症もあったため、町長申立により成年後見人※がつくことで、安心して生活ができるようになりました。
※成年後見人とは、判断力に不安がある人に代わり、諸手続きを行う法的代理人のことです。
▽経済的困窮から前向きに就業へ
一人暮らしのBさんは年金で生活していましたが、毎月支出の方が大きく貯蓄も底をついていました。
民生委員が相談に乗り、役場や関係機関とつないで面談などを重ねた結果、ご本人が就業について前向きに考えられるようになりました。
■担当職員から
民生委員・児童委員さんから頂く情報は町の福祉にとって非常に大切なものです。
役場だけでは把握しきれない困りごとを、地域の民生委員・児童委員さんが日々の見守り活動の中でキャッチしてくださり、関係機関に繋げてもらっていることで助かっている人がたくさんいます。
民生委員・児童委員の方々は、温かく聞き上手で、ついつい私も話を聞いてもらい、いつも助けてもらっています。大木町での暮らしの中で、「ちょっと困ってるけど、どうしたらいいかな…」「どこに尋ねたらいいか分からないな…」そんなことがあったら、地区の民生委員・児童委員さんに相談してみませんか?
問合せ:健康福祉課
【電話】0944-32-1060
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