■大野城心のふるさと館のおすすめ(11)
◇ワクワク百済!ちょっと公州行ってきました
大野城市の名前の由来になっている「特別史跡大野城跡」は、665年に造られた日本最古の朝鮮式山城で、そのルーツは朝鮮半島にあった国の一つ、「百済(くだら)」の山城(やまじろ)に求めることができます。
「百済」の山城である公山城(こうさんじょう)は、百済の都が熊津(ゆうしん)(現在の韓国・公州(こうしゅう)市)に置かれた時代(475〜538年)の山城です。錦江(きんこう)という川に面した公山(こうさん)(標高100m)に築かれ、東西800m、南北400m、全長2660mにわたる城壁(じょうへき)と4つの城門(じょうもん)や王宮(おうきゅう)をはじめとした施設で構成されています。
さて、大野城心のふるさと館は、国立公州大学校歴史博物館と「学術文化交流の推進に関する協定」を結び、両館の市民交流や調査研究などさまざまな事業を進めています。令和5年度には、心のふるさと館で活動する市民ボランテイア(ふるサポの会)の有志が公州の史跡などを視察しました。その成果として「ワクワク百済!ちょっと公州行ってきました」と題し、百済の文化や史跡・博物館などの魅力を発信する展示を開催中です。
また調査研究事業では、公山城で出土した土器の調査や公山城の現地を訪問し、その成果の一部として秋季特別展「土器土器!すてきな須恵器ワンダーランド」を開催しています。
「大野城」のふるさととも言える、韓国・公州の歴史や文化に触れてみませんか?
会期:10月12日(土)〜12月1日(日)
※秋季特別展「土器土器!すてきな須恵器ワンダーランド」も同期間で開催中
問い合わせ先:心のふるさと館ミュージアム担当
【電話】558-5000
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