文字サイズ
自治体の皆さまへ

感染症に注意 しっかり予防して寒い季節も元気に過ごそう

4/56

福岡県大野城市

気温が下がり空気が乾燥する冬は、さまざまな感染症が流行しやすい時期です。特にインフルエンザと新型コロナウイルス感染症は、人によっては重症化するおそれもあります。
感染を拡げないために、あらためて感染症予防対策について確認し、一人一人が対策を心掛けましょう。

■予防のポイント
◇手洗い
流水や石けんを使った手洗いでウイルスを除去できます。外出後はもちろん、食事の前など、こまめな手洗いを心掛けましょう。アルコール製剤による手指の消毒も有効です。

◇換気
定期的に部屋の換気を行いましょう。(1時間に1回を目安に)

◇睡眠と栄養
体の抵抗力を高めるために、十分な睡眠と、栄養バランスのとれた食事を日頃から心掛けましょう。

◇マスク着用と咳エチケット
医療機関や高齢者施設に行く時や体調不良の時など、場面に応じてマスクを着用しましょう。
また、マスクがない時に、咳やくしゃみが出る場合は、飛沫感染防止のため、ティッシュなどで口と鼻をおおい、他の人から顔をそらしましょう。

咳エチケットを守りましょう
・悪い例
・良い例
※詳細は本紙をご覧ください。

◇体調不良の時は
風邪のような症状がある、熱っぽいなど、体調が悪いときは、無理をせず、自宅で療養しましょう。

◇流行前の予防接種
予防接種は、発病予防や重症化予防に効果があります。予防接種を希望される人は、流行前に受けておきましょう。

■正しい手の洗い方
◇手洗いの前に
・爪は短く切っておきましょう
・時計や指輪は外しておきましょう

(1)流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。
(2)手の甲を伸ばすようにこすります。
(3)指先・爪の間を念入りにこすります。
(4)指の間を洗います。
(5)親指と手のひらをねじり洗いします。
(6)手首も忘れずに洗います。

■冬に流行ノロウイルス
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、1年を通して発生していますが、特に11月から2月に流行します。
ノロウイルスは感染力が非常に強いため、たった数個のウイルスでも感染する場合があります。手指や食品などを介して経口感染し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な人は軽症で回復しますが、子どもや高齢者は重症化することもありますので、感染予防に努めましょう。

◆ノロウイルスの予防法
◇手をよく洗う
ドアノブや調理器具など、多くの人がよく触るものを介して、ウイルスが拡がり、二次感染を引き起こします。石けんを使って、しっかり手を洗いましょう。
また、ノロウイルスは、アルコール消毒が効きにくいので、消毒用アルコールによる手指消毒は、手洗いの代用にはなりません。手洗いができない場合の補助として使用してください。

◇しっかり加熱・消毒する
ノロウイルスは熱に弱いので、食品の中心までしっかり熱が通るように、中心温度85〜90度以上で90秒間以上加熱しましょう。
カキなどを調理した際は、他に汚染しないよう配慮し、また調理器具は使用後、洗浄・殺菌しましょう。80度以上の熱湯で5分間以上か、塩素系漂白剤による殺菌が有効です。

◇体調管理
冬の風邪症状はノロウイルスによることも少なくありません。下痢や風邪の症状があるときは、トイレの後や食事前は入念に手洗いをしましょう。特に調理や介護施設等に勤務している人、医療従事者などは感染が疑われたら、症状がおさまっても1週間から1カ月程度はウイルスが排泄されている可能性があるので、直接食品に触れないなどの配慮をしましょう。

■おう吐物の処理
おう吐物を処理する時は、感染防止のためにマスク・エプロン・ビニール手袋を着用し、処理しましょう。

◇手順
(1)使い捨ての布やペーパータオルで外側から内側に、ウイルスを飛ばさないように静かにふき取る。
(2)ふき取ったものは、すぐにビニール袋に入れ密閉する。ビニール袋に0.02%次亜塩素酸ナトリウム水溶液をしみこむ程度に入れて消毒する。
(3)汚染された場所は0.1%次亜塩素酸ナトリウム水溶液をしみこませた布やペーパータオルでふく。
(4)10分程度放置したら水ぶきする。

消毒液の希釈方法

■感染症対策物品を備蓄しましょう
災害時のための食料品、日用品などと一緒に、感染対策のための物品も備蓄しましょう。次のものは一例です。それぞれの生活に合わせて準備しましょう。

◇医薬品など
・マスク(不織布のもの)
・手指消毒用アルコール
・体温計
・常備薬(持病の薬、解熱鎮痛剤、胃腸薬、総合風邪薬など)
・次亜塩素酸系の漂白剤
・保冷剤(氷まくら、冷却シート)

◇食料品
・水分補給ができるもの(スポーツ飲料、経口保水液、ゼリー飲料など)
・体調がすぐれないときでも食べやすいもの(レトルトのおかゆ、パックごはん、うどん など)
・調理せずに簡単に食べられるもの(レトルト食品、缶詰、即席スープ、インスタント味噌汁、冷凍食品 など)
※1週間分を目安に備えましょう。

問い合わせ先:健康課感染症対策担当(すこやか交流プラザ内)
【電話】501-2222

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU