■歯周病ってどんな病気?
歯周病とは、歯の周りの組織が細菌に感染して炎症が起こる病気の総称です。歯周病は痛みが出にくいので、自覚が無いまま症状が進行し、歯肉が赤くなったり腫れたりします(歯肉炎)。
さらに進行すると炎症は歯を支えている歯槽骨にまで広がり(歯周炎)、やがて歯槽骨が溶け始めて歯がグラグラするようになり、最後には歯が抜けてしまいます。
歯周病は糖尿病や脳血管疾患、心疾患や早産・低体重児などにも関係があると言われており、口の中の健康だけでなく全身の病気にも関わる怖い病気です。
歯肉の腫れ・赤み
出血しやすくなるなどから始まり
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炎症は骨にも広がる
※歯周病は歯を失う原因第1位!
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歯周病菌は血液にも入り込む…
いろんな病気に悪影響が!
■歯周病にならないためには?
歯周病の主な原因は、歯に付着した歯垢(プラーク)や歯石、つまり増殖した歯周病菌のかたまりです。まずは基本の歯磨き(ブラッシング)で食べカスを取り除き、歯垢の付着を防ぎましょう。歯間ブラシやデンタルフロス、電動歯ブラシなどを活用すると、より効果的です。
歯垢が唾液の成分と結びつき歯石になってしまうと、歯磨きでは取れなくなります。歯石除去の他、口の状態の確認やアドバイスを受けるためにも、年に1度は歯科医院を受診しましょう。
軽い力で、小刻みに動かす 1本1本、丁寧に磨くことが重要!
ななめに当てて、歯と歯茎の境目も
歯の裏側や、歯並びがでこぼこしている所は要注意
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デンタルフロス等を使って、歯ブラシが通らない隙間をキレイに!
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年に1度は歯科医院
痛みが無くても受診してチェック!
■特定の年齢の人には検診料金の助成があります
※詳しくは、各検診の受診券を確認してください。
※受診券が届かない、紛失してしまったなどの場合は、各問い合わせ先に連絡してください。
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