いつでも、災害リスクは近くに
■本当に身近な災害リスク
この写真と表紙の写真は、平成15年7月19日に起きた豪雨災害により、アスファルトが歪んだ市内の実際の様子です。
過去、本市では自然災害による大きな被害が発生しました。昭和48(1973)年の大雨では、14人が亡くなり、22棟が全半壊、897棟が床上・床下浸水。平成15(2003)年の豪雨災害では、1人が亡くなり、42棟が全半壊、344棟が床上・床下浸水しました。
このような大規模災害は、いつ身近に起きてもおかしくありません。
梅雨から台風シーズンにかけては特に、大雨や台風が接近しているニュースや気象情報を見聞きしたら、危険な場所に近づかないようにしましょう。また、日ごろから災害に備えることが必要です。
今回は、市民の皆さんに気をつけてもらいたい災害対策のポイントを、特集でお知らせします。
※写真は本紙P.2をご覧ください。
■災害に備える・3つのアクション
▽その1 日ごろの備えを点検!
・非常時持ち出し品の準備はできていますか。
食料品や飲料水などの賞味期限や消費期限、懐中電灯やラジオの電池を確認しましょう。
〈非常持出品リスト(参考)〉
・非常食
・飲料水
写真は1日分。3日分用意しましょう。
※写真は本紙P.2をご覧ください。
・食品用ラップ
・ウエットティッシュ
・口腔洗口液
・歯ブラシ
・モバイルバッテリー
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・絆創膏
・笛
▽その2 ハザードマップで地域のリスクと避難場所を確認!
・土砂災害の危険がある場所は、警戒区域(イエローゾーン)と特別警戒区域(レッドゾーン)に指定されています。その周辺の人も注意をしましょう。
・河川の周辺は、洪水浸水想定区域に指定されています。河川が氾濫した場合の浸水範囲・深さを示しています。確認しておきましょう。
・自宅近くの「指定緊急避難場所」「指定避難所」を確認しましょう。そこにたどり着くための安全な避難経路は、複数選んでおきましょう。
▽その3 「命」にかかわる情報配信サービスに登録・確認!
災害発生時、気象情報・避難情報などを配信しています。さらに、市のサービスでは、災害対応の状況や、避難所開設などの情報も配信しています。
・福岡県の「防災メール・まもるくん」に登録/防災アプリ「ふくおか防災ナビまもるくん」をダウンロード。
・市の災害情報配信サービスに登録。
防災安全課へ連絡を。
※登録者には、6月3日(月)に試験配信します。
・太宰府市公式LINEを友だち追加。
・dボタン広報誌を閲覧。
テレビのリモコンでKBCテレビ(1チャンネル)を選局して、dボタンをプッシュ。
■地域の大学と連携して防災士を養成
全国的に広まる「防災士」は、最年少で7歳が少年消防団で活躍中。最近では女性防災士も増加中です。防災に関する正しい知識を身につけ、災害時は「自助・共助」の中心として、地域で活躍できる「防災士」を養成します。
日時:8月3日(土)・4日(日) 午前9時~午後5時 (2日間)
希望者は、最終日に資格試験を受けられます。
場所:日本経済大学 福岡キャンパス
費用:受講無料(別途、教科書代/希望者は資格試験代などが必要)
申込方法:6月3日(月)~7月5日(金)に、日本経済大学 地域連携センターへ
【電話】921-9814
【FAX】921-9824
【Eメール】chiki@fk.jue.ac.jp
■全国最多の「大雨特別警報」発表
福岡県では、昨年7月9日~10日の短期間のうちに、大雨特別警報が6回発表されました。全国でも最多の回数で異例の頻度です。この状況下で、特に被害が大きかった久留米市では、警戒レベル最大のレベル5が発令されました
■警戒レベルが示す「避難情報」に注意
全国で統一された警戒レベルに応じて「避難情報」が発令されます。
その時に発生した災害の規模や、その時々の状況に合わせて、発出される警戒レベルは変わります
〈避難時のポイント〉
・近所の人と声を掛け合い、一緒に近くの安全な場所に避難しましょう。指定避難所、安全な親せきや知人の家、安全なホテルや旅館へ。
・建物内での避難は、限られた状況で行いましょう。「自宅が浸水想定区域ではない」「浸水の深さよりも建物が高い場所にある」「水と食料の備えが十分にある」場合のみ。
〈警戒レベルの段階〉
問い合わせ:防災安全課 防災対策係
【電話】内線519・531
<この記事についてアンケートにご協力ください。>