■20歳になったら国民年金に加入を
国民年金は、二十歳以上六十歳未満のすべての人が加入し、高齢になった時や、いざという時の生活をみんなで支えようと考えられた仕組みです。
◇国民年金は一生のリスクへの備えです
国民年金には、病気やけがで障がい者になった時に支給される「障害基礎年金」、一家の働き手が亡くなったときに支給される「遺族基礎年金」、六十五歳以降に支給される「老齢基礎年金」の三種類があり、老後だけでなく、若い人の万が一の事態にも備えるものとなっています。
なお、基礎年金は、現役世代が納める保険料が半分と、税金で成り立っているため、一人ひとりの暮らしに負担をかけず、全ての世代を支えていくことができます。
また、国民年金は、少子高齢化や物価・経済など時代の変化に大きく左右されないように考慮し、生活に適した額を給付します。
さらに、自分や扶養している家族の国民年金保険料を支払った時は、会社の年末調整や確定申告で社会保険料控除を受けることができます。生命保険料や個人年金保険料など支払額の一部が控除されるものとは異なり、支払った全額が所得から控除されます。
◇保険料は必ず納めないといけません
国民年金保険料は二十歳になると必ず納めなければならないことが法律で決められています。未納のままにしておくと、年金が受け取れないことがあります。
経済的に納付が難しい人へは次の制度があります。
・学生納付特例制度
所得が一定額以下の場合、学生の間の保険料の納付を猶予
・申請免除制度
収入の減少や失業で納付が経済的に厳しい場合、一部または全額を免除
・納付猶予制度
学生でない五十歳未満の人で、所得が一定以下の場合、納付を猶予
問い合わせ:本庁国保年金係
【電話】32・4004
<この記事についてアンケートにご協力ください。>