~オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン~
■オレンジリボン運動
平成16年、栃木県で3歳と4歳の幼い兄弟が虐待を受けた末、命を奪われるという痛ましい事件が起きました。
事件を受けた地元の団体が立ち上がり、二度とこのような事件が起こらないようにという願いを込め、児童虐待防止を目的にオレンジリボン運動がスタートします。この運動が各地で共感を呼び、他県の団体や著名人が続々と参加。たちまち全国的な運動へと発展していきました。
シンボルマークであるオレンジリボンは「子どもたちの明るい未来を示す象徴」として掲げられたといわれています。
■増加する児童虐待
児童虐待に関する相談対応件数が、年々増加傾向にあることはご存じでしょうか?
昨年度は、約21万9000件の虐待に関する相談対応が報告され、過去最多となりました。令和3年度は、50人もの子どもが虐待で命を奪われ、短い生涯を終えています。
■子どもの笑顔を守るために
子どもの命が奪われる重大な事件が後を絶たず、深刻な状況が続いています。児童虐待は早急に解決すべき問題であり、子どもの命と権利、そしてその「明るい未来」は社会全体で守らなければなりません。
今年11月から、こども家庭庁は「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」を実施します。家庭や学校、地域など、社会全体で児童虐待に関する問題に深い関心と理解をもち、防止していくことが目的です。期間中に広報や啓発活動など、さまざまな取り組みが行われる予定です。
■一言で救われる命
児童相談所全国共通ダイヤル「189」は「虐待かも」と思ったときなどに児童相談所に通告できる電話番号です。匿名で行うことができ、通告者の個人情報は守られます。
虐待を受けたと思われる子どもを見つけた人は、通告してください。あなたの一言で守られる未来があります。
■人権を考えるひろかわセミナー
第1回…11月7日(火)「LGBTQをもっと身近に」
講師:荒牧明楽さん[OVERTHERAINBOW代表]
第2回…11月13日(月)「人権を識しる」
講師:古賀晃さん(久留米市人権啓発センター)
第3回…11月24日(金)「障がいのある方の権利擁護」
講師:池田将樹さん(一般社団法人いけだ社会福祉士事務所代表理事)
時間:9:00~20:30
場所:保健・福祉センター「はなやぎの里」3階多目的ホール
■ひろかわ人権フェスタ
「八女福島文平座公演」を開催します。※入場無料
演題:「父と暮らせば」~原爆を乗り越えた父娘の物語~
(原作 井上ひさし・演出 中村文平)
日時:12月2日(土)、13:00~14:40
場所:保健・福祉センター「はなやぎの里」3階多目的ホール
■小中学生による意見発表会
日時:12月2日(土)、15:00~
場所:保健・福祉センター「はなやぎの里」3階多目的ホール
問合せ:生涯学習課人権・同和教育係
【電話】0943-32-0093
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