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【人権問題を考える】ジェンダーについて考える~女性の人権を守るために~

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福岡県広川町

■男女平等社会の実現に向けて
毎年、11月12日~11月25日(女性に対する暴力撤廃国際日)は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。
男女平等の社会を実現するため、国や地方公共団体などが連携・協力して、女性に対する暴力問題への取り組みを強化しています。

■ジェンダー平等とは?
ジェンダーとは「男性は働くべきである」や「女性は家事をするべきだ」など、性別により固定化された文化的・社会的な性差概念のことで、差別の根源となっているものです。ジェンダー平等は、その固定化された性差概念を捨て、平等に責任・権利・機会を分かち合い、あらゆる物事を一緒に決めていこうという考え方です。ジェンダーの平等を考えるとき、自分の中で「無意識的」に固定化されている不平等な部分を洗い出し、なぜ固定化されてしまったかを考える必要があります。

■ジェンダーに基づく暴力
1993年にウィーンで開催された世界人権会議では「女性に対する暴力は人権侵害である」と決議され、同年12月に開催された第48回国連総会で「女性に対する暴力の撤廃に関する宣言」が採択されました。この宣言では、女性への暴力は「ジェンダーに基づく暴力」と定義され、次の5種類に分類されました。
・性暴力
・身体的暴力
・心理的暴力
・身体的に有害とされる伝統的慣習
・社会的、経済的暴力

■ジェンダー平等を実現するために私たちにできること
男女平等の原則は「男女雇用機会均等法」で確立されており、憲法第14条(法の下の平等)の下、すべての人権が尊重されるはずです。
しかし実際は、配偶者やパートナーからの暴力、職場での男女差別やセクハラ、マタハラなど、女性を取り巻く多くの人権問題が存在します。世界で見ても、女性の三人に一人が、生涯に一度はジェンダーに基づく暴力を受けることがあると言われています。
女性差別は撤廃されなければならず、女性の活躍なくして、社会・経済・文化すべての発展はありえません。女性の権利を守るため、そしてジェンダー平等を実現するため、あらためて「ジェンダー」について考えてみませんか。

■人権を考える ひろかわセミナー
○[第1回]11月12日(火)「女性の人権」
講師:浦尚子さん[(公社)福岡犯罪被害者支援センター理事長]

○[第2回]11月18日(月)「災害と人権」
講師:しほママさん[歌う防災士]

○[第3回]11月29日(金)「障がいって何だろう?障害はどこにある?」
講師:船越哲朗さん[西部ガス絆結(株)代表取締役社長]
時間:19:00~20:30
場所:保健・福祉センター「はなやぎの里」3階多目的ホール

■ひろかわ人権フェスタ[特別講演会]
演題:「音のない世界で伝わるもの~デフサッカーを通して~」
講師:松元卓巳さん[デフサッカー日本代表キャプテン]
日時:12月7日(土)、15:00~16:30
場所:町民交流センター「いこっと」2階大研修室

■小中学生による意見発表会
日時:12月7日(土)、14:00~14:45
場所:町民交流センター「いこっと」2階大研修室

問合せ:生涯学習課人権・同和教育係
【電話】0943-32-0093

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