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【人権問題を考える】戦後79回目の夏を迎えて

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福岡県広川町

~戦争体験や証言を継承する子どもたちからのメッセージ~

■千羽鶴と原爆の子の像
日本の伝統文化である「折り紙」の中でも最も有名といえる「折り鶴」。その歴史は江戸時代にまでさかのぼり、幸福祈願や災害慰安などを願い、多くの人に折られてきました。現在では、平和のシンボルとしても周知されている折り鶴ですが、その経緯をご存じでしょうか?
昭和20年8月6日の原爆投下から10年後、白血病で亡くなった一人の少女がいました。佐々木禎子というその少女は、2歳のときに広島で被爆し、小学校6年生の冬に白血病と診断されます。入院後、自身の回復を願い鶴を折り続けた禎子さんでしたが、8か月にも及ぶ闘病生活の末、昭和30年10月に息を引き取りました。
この禎子さんの死をきっかけに、原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰め、平和を築くための像をつくろうという運動が始まります。募金活動は全国に波及し、平和記念公園内に「原爆の子の像」が完成しました。この話は世界に広がり、国内のみならず、各国の平和を願う多くの人たちから今も折り鶴が捧げられており、別称「千羽鶴の塔」とも呼ばれています。

〔「修学旅行を通して学んだこと」については本紙をご覧ください〕

問合せ:生涯学習課人権・同和教育係
【電話】0943-32-0093

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