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まちかどウォッチング

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福岡県朝倉市

地域のイベントや話題となった出来事などを写真付きで紹介するコーナーです

■南陵中学校地域文化発表会
誇りある伝統文化を受け継ぐ
11月8日、ピーポート甘木で南陵中学校の地域文化発表会が行われました。これは、生徒が地元に伝わる和太鼓、獅子舞、民話と方言、能楽を地元住民から直接学び披露する場です。
発表会は、和太鼓グループ「ザ・南陵魂」の力強い音でスタート。勇猛に舞う姿を見せた鵜木流・長田流の各獅子舞、地域に伝わる民話「入龍神社」「狐の嫁入り」の朗読、凛とした表情で舞った能楽の「羽衣」など、生徒の練習の成果が見事に披露され、観覧に訪れた地元住民や保護者から大きな拍手が送られました。

■獅子乱舞
秋の大祭蜷城おくんち
10月21日、美奈宜神社(林田)で無病息災と五穀豊穣を祈願する秋の大祭「蜷城おくんち」が行われました。
奉納された獅子舞は、蜷城地区に500年以上前から伝わる県指定無形民俗文化財。シュロから編んだ蓑(みの)をまとう2頭の獅子が、勇猛に境内を暴れまわり、息の合った獅子舞を見た参拝客からは、大きな拍手と歓声があがりました。
この日は獅子舞のほか、子ども毛槍(やり)、四郎丸太鼓、雅楽、舞姫なども披露。参道付近には出店も並び、市内外から訪れた人たちで大にぎわいでした。

■豊島与志雄顕彰会
偉人の功績を後世へ伝えていく
10月13日、福田コミュニティセンターで作家豊島与志雄(福田出身)の顕彰会が行われました。フランス文学「レ・ミゼラブル」を翻訳したことで知られる豊島与志雄は、児童文学作家としても活躍しました。顕彰会では福田小4年生22人が童話「狸のお祭り」の劇を披露。筑紫女学園大学名誉教授の永淵道彦さんの講演も行われ、郷土の偉人に思いを馳(は)せました。

■すべての人が一緒に競い合えるニュースポーツ
身障協ボッチャ大会
10月17日、朝倉体育センターで、身障協ボッチャ大会が開催されました。ボッチャとは、老若男女を問わず楽しめるニュースポーツで、パラリンピックの正式種目です。
今大会では、12チーム、計45人が参加し、視覚・聴覚に障がいのある人も好投を連発。予選から大いに盛り上がりました。

■秋月藩成立400年記念関連イベントが続々
今年は秋月が熱い!
10月15日、ピーポート甘木で秋月藩成立400年記念のシンポジウムが開催されました。日本経済大学の竹川克幸教授の基調講演のほか、「秋月藩立藩と長興の治世から未来を考える」をテーマに、将来への展望が熱く議論されました。秋月黒田家15代当主の黒田長幹さんは「黒田如水の水五訓の考えは、現代の私たちも大変参考になる」と400年前から続く黒田家の家訓を話され、人と水との関わり方を改めて見つめ直す機会となりました。
11月12日には、秋月地区で「秋月鎧揃え」が行われました。鎧揃えは、黒田長興が島原の乱への出陣前、正月三日に鎧揃え(軍事演習)を執り行ったことが由来。当日は、市内外からの参加者が秋月の歴史ある町並みを練り歩き、沿道では地元住民や観光客が写真撮影をする姿も見られるなど多くの人でにぎわいました。鎧武者の行列が行きついた先は、秋月藩成立400年記念の式典会場となった秋月中学校のグラウンド。式典では「光月流太鼓」の一糸乱れぬ太鼓や「林流抱え大筒」の迫力ある演武、男子へ初めて鎧を着せる「鎧着初め之儀」などが披露されました。最後に上げられた勝どきで会場は一つになり、式典は幕を閉じました。

■朝倉市指定無形民俗文化財
第39回甘木盆俄保存公演
10月29日、ピーポート甘木で、甘木盆俄の39回目となる保存公演が4年ぶりに上演されました。
演題は、小学生による「白浪五人男(しらなみごにんおとこ)」「甘木娘晒舞(あまぎむすめさらしまい)」や、創作歌舞伎「伊達模様甘木賑(だてかぶきあまぎのにぎわい)」、史実にもとづき秋月種実と豊臣秀吉の対立を軸に描かれた「秋月に消えた星(腹切岩物語)」。
また、秋月藩成立400年記念事業の一環として、「秋月に消えた星」の脚本に秋月黒田藩につながる場面を加筆。劇中に謡曲・仕舞、ひょうげ舞、日本舞踊などを盛り込んだ特別公演として上演されました。
上演中には、会場から掛け声があがり、詰め掛けた観客たちは、抑揚のついた長ぜりふや迫力ある演技、美しい舞に魅了されました。

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