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自治体の皆さまへ

命を守る防災(1)

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福岡県朝倉市

朝倉市に大きな爪痕を残した平成29年7月九州北部豪雨。そして令和5年7月、再び豪雨が朝倉を襲いました。河川や農地などでは大きな被害が発生した一方で、人的被害が出なかったのは、赤谷川など改良復旧工事や砂防・治山施設が大きな効果を発揮したこと、そして皆さんの普段の備え、早めの行動の結果といえます。
令和6年1月1日には能登半島地震が発生するなど災害はいつ起こるかわかりません。災害による被害をできるだけ少なくするためには一人ひとりが自ら取り組む「自助」、地域や身近にいる人同士が助け合って取り組む「共助」、国や地方公共団体などが取り組む「公助」が重要だといわれています。中でも基本となるのは「自助」。自らの命は自らが守る意識を持ち、一人ひとりが自分の身を守ることに備えることです。災害に備え、自分の家の安全対策を行い、外出時に地震などに遭遇したときの、身の守り方を知ることが必要です。
平時からハザードマップを確認し自宅とその周辺の災害リスクを認識するなど、どのような災害の危険が及ぶのかを考え、その被害を最小限にするために必要な対策を行うことが重要です。多くの人が、自助・共助により命を守ることができれば、警察・消防・自衛隊などによる救助活動の公助は、効率的に行われ、他の被災者の命を救うことにつながります。

■Check1
避難基準を再確認しましょう

◆「避難」とは「自分の命を守るために安全を確保すること」
「避難所へ行くこと」だけが「避難」ではありません。自宅周辺に危険なところがある場合、早めに安全な場所へ避難する「水平避難」が大切です。しかし、急な大雨や河川の増水などで避難所へ行くことがかえって危険な場合や夜間で見通しが悪い場合は、自宅や近所の2階以上の建物、土砂災害が発生するような崖から離れた部屋など、より安全な「垂直避難」をとるようにしてください。
自宅周辺が安全な場合は、水・食料など生活に必要なものを準備し、2階以上の場所で身の安全を確保する「在宅避難」、自宅が危険な場合は、安全な親戚・知人宅に避難する「縁故避難」を考え、少しでも身の危険を感じるような場合は、早めの避難を行ってください。

○洪水、内水、土砂災害に関する避難基準

○ダムに関する避難基準(佐田川・小石原川流域住民を想定)

※「緊急放流(異常洪水時防災操作)」とは、大雨などによりダムの計画規模を超える流入量が予想され、これ以上ダムに水を貯められなくなる場合に、流入した水量をそのまま下流に通過させる操作のことです。

※緊急放流の3時間前・30分前に緊急効果音とサイレンが鳴ります。本紙記載2次元コードからデモを試聴できます。

問合せ:市防災交通課
【電話】28-7554

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