お元気ですか?保健師です

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暑い日が続いています。気温や湿度が高い環境では体温の調節機能がうまく働かず、汗をたくさんかくことで体内の水分や塩分のバランスが崩れ、熱中症を引き起こすことがあります。
近年特に気温が高い日が続くことも多く、長時間の屋外での作業だけでなく、短時間でも、また室内や夜間でも熱中症になる場合があります。場合によっては命の危険もある熱中症ですが、正しい知識と適切な行動で防ぐことができます。

■子どもと高齢者は注意!
子ども：体温調整機能が未熟なため、熱中症にかかりやすいです。子どもの顔色や唇の乾燥状態などを観察し、こまめに水分補給や休憩を取るようにしましょう。また、屋外で遊ぶ時は日光をさけ、帽子を被りましょう。
高齢者：年齢を重ねると体温調節機能が弱くなるうえ、のどの渇きや暑さを感じにくく、汗をかきにくいため、自覚症状がなく熱中症になってしまう危険性があります。そのため、気づいた時には重症化していることが多いことから特に注意が必要です。室温をこまめにチェックし、室温28度、湿度60%以下を目安に冷房を調整しましょう。あわせて扇風機も上手に使いましょう。

■どんな症状が出るの?
軽度：めまい、立ちくらみ、こむら返り、手足のしびれ
中等度：頭痛、吐き気・嘔吐、体のだるさ、集中力・判断力の低下
重度：意識消失、運動障害、けいれん、体熱感重症化すると死に至る場合があります。

■症状が出たらどうする?
軽度：涼しい場所で衣服を緩めて水分補給をして身体を休めましょう。症状が改善しない場合は病院を受診しましょう。
中等度：軽度の処置に加えて、氷や保冷剤などを使用して身体を冷やしましょう。首の回り・脇の下・太ももの付け根などの太い血管を冷やすと早く体温を下げることができます。その後病院を受診しましょう。
重度：声をかけても返事ができない、自分で水分が飲めないなど症状が重い場合は、体を冷やしながら、すぐに救急車を要請しましょう。

■熱中症はどう防ぐ?
屋外でも室内でもできるだけ涼しい環境で過ごしましょう。また、1日1.2Lを目安にのどが渇く前にこまめに水分補給することが重要です。
大量に汗をかいた時には、汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液やスポーツドリンクなども有効です。冷却材や携帯扇風機など、熱中症対策グッズも活用して暑い夏を乗り切りましょう!

■熱中症特別警戒アラートをチェック!
熱中症特別警戒アラートは、熱中症対策を強化するために創設された新しい制度です。アラート運用期間は10月23日までで、熱中症の危険性が極めて高い「暑熱環境」になると予想される日の前日14時頃に発表されます。発表された情報はテレビや環境省または市ホームページを通じて発信されます。発表されている日には、熱中症に十分気を付ける行動をとりましょう。
また、市では熱中症特別警戒アラートの発表時に、暑さを一時的にしのぐため、市の一部施設をクーリングシェルターとして開放します。危険な暑さが見込まれる時は、冷房が効いた室内で過ごすことが基本ですが、やむを得ず外出する際や外出途中で危険な暑さに見舞われた場合にはクーリングシェルターをご利用ください。
※クーリングシェルターマークの詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。

■クーリングシェルター一覧

問合せ：市健康課
【電話】22-8571