2024年4月1日発行
田川市男女共同参画センター
【電話】0947-85-7134
■「女性に対する暴力をなくす運動」特設コーナーを設置しました
国では、毎年11月12日から25日までの2週間を「女性に対する暴力をなくす運動」期間としています。
暴力は「身体的な暴力」だけでなく「心理的な暴力」や「経済的な暴力」など様々で、その対象も女性だけでなく男性も含まれますが、暴力の現状や私たちの社会の男女の置かれている状況をみると、特に女性に対する暴力について早急に対応する必要があり、男女共同参画社会を形成していくうえで克服すべき重要な課題です。
本市では、この運動を知っていただくために、今年も11月1日から11月30日までの間、田川市立図書館と市役所に特設コーナーを設置し、DV防止及び女性相談窓口の紹介ポスター等の掲示を行いました。図書館では、関連書籍40冊の紹介もしました。今年は新たに市民会館でパネル展示を行いました。
図書館と市役所にツリーを設置したところ、たくさんの人にパープルリボンをツリーに飾っていただくことができました。パープルリボンには「あなたはひとりではないよ」というメッセージが込められています。
皆さんの思いがDVで悩んでいる女性に勇気を与えることにつながってほしいと思っています。
パープルリボンの意味を理解し、この啓発活動にご協力していただいた皆さん、ありがとうございました。
■許しません「性暴力」
田川市では、令和4年3月に策定した「第2次田川市男女共同参画プラン後期計画」において新たな施策として「性暴力防止のための意識啓発」に取り組んでいます。
性暴力とは、望まない、同意のない性的な行為や発言をいいます。性暴力は、年齢や性別にかかわらず、被害にあうことがあります。
あなたの「からだ」と「こころ」は、あなた自身のものです。性暴力は、あなたの気持ちが尊重されず、あなたの身体に関することを自分で決める権利が否定される人権侵害です。つらいこと、不安なことは、一人で悩まず、相談してください。
○性暴力被害者支援センター・ふくおか
性暴力の被害にあわれた方(性別は問いません)が、安心して相談でき、医療面のケアを含め必要な支援を受けることができるように設置した相談窓口です。
[相談専用電話]
【電話】092-409-8100
【電話】#8891
(はやくワンストップ)
[相談時間]
24時間・365日(年中無休)
※相談は無料。秘密厳守。匿名でも相談できます。
○性暴力の根絶に向けたパンフレット(福岡県作成)
性暴力となる行為や被害にあった人との接し方などわかりやすく説明しています。
相談窓口も掲載しています。
[男女共同参画研修会]
■性暴力について知る~誰もが安心して暮らせる社会をめざして~
令和5年11月14日(火)に男女共同参画研修会を開催し27人が参加しました。
講師には、浦尚子さん(公益社団法人福岡犯罪被害者支援センター理事長)をお迎えし、被害の現状や、自分や相手を守る透明バリアの「境界線」(からだの境界線、気持ちや考えの境界線など)についてお話していただきました。「境界線」を超えるときには、お互いの気持ちを言葉で確かめ合い同意を取ることが必要であることなど、わかりやすく話をしていただきました。
また、子どもの被害については、子ども自身が気づけないため周囲の大人が気づいて相談機関につなげることが重要であると説明がありました。
参加者からもたくさんの質問があり、性暴力について考える有意義な時間となりました。
[参加者の声]
・性暴力にも色々な種類があることを初めて知り、勉強になった。
・私にも子どもがいますが、性暴力の被害者にもならないよう、大人がしっかり学び見守っていかなければと感じました。
・「境界線」について初めて聞きました。今後はそのことを意識していこうと思います。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>