■第2次田川市男女共同参画プラン後期計画 -年次報告-
市ホームページで公開中
※二次元コードは本紙P.8をご覧ください。
■数値目標を設定して進捗管理。市民目線で評価しています。
市では、男女共同参画社会の実現に向けて、令和4年3月に「第2次田川市男女共同参画プラン後期計画」を策定し、令和4年度から令和8年度までこの計画に基づく54の具体的施策を推進しています。計画推進のため、各施策の活動指標(※1)と成果指標(※2)に数値目標を設定した進捗管理シートで結果を評価し、見直しや改善に取り組んでいます。行政による自己評価に加え、市民目線の外部評価も取り入れており、市の内部組織のほか外部組織である「男女共同参画審議会(会長:福岡県立大学井上奈美子(いのうえなみこ)准教授)」が評価を担っています。
(※1)活動や提供するサービスがどのような効果をどれだけ上げることができるのかを表す指標
(※2)成果を上げるための活動やサービスなど、行政が行う活動量を表す指標
■コロナ禍を経て、男女共同参画社会の実現に向けて引き続き施策を推進中!
本特集では、各基本目標の達成状況や事業の一部を紹介し、後期計画の進捗を報告します。
コロナ禍の拡大以前の水準と同じというわけにはいきませんが、各事業がそれぞれ可能な方法で実施できるようになりました。すべての市民がお互いの人権を認め、支え合い、個性や能力を発揮して自分らしく生きられる社会の実現に向けて、引き続き施策を推進します。
○報告書は、市男女共同参画センターゆめっせで閲覧できます。また、市ホームページにも内容を掲載しています。
■プランの基本目標1~4
1.働く場において男女がともに参画し活躍する(14事業)
・働く場における男女共同参画の推進
・女性の能力をいかせる就労環境の整備
2.地域社会において男女が支え合う(7事業)
・地域における男女共同参画の推進
・社会環境づくりへの女性の参画推進
3.男女がともに健やかに安心して暮らす(20事業)
・あらゆる暴力の根絶及び被害者支援
・生活上の困難や人権課題を抱える人々への支援の充実
・生涯を通じた心身の健康支援
4.一人ひとりを尊重し、男女共同参画意識が浸透する(13事業)
・男女共同参画社会の実現に向けた意識改革
・男女共同参画教育の推進
■各基本目標の達成状況
●基本目標1~4の判定の合計
●成果指標の令和4年度と令和5年度の比較
基本目標1~4の判定の合計は、活動指標も成果指標もA判定の割合が高くなっています。また、成果指標の判定結果の合計を令和4年度と比較してみると、A判定が増え「―」判定が減っています。令和4年度は男女共同参画に関する市民意識調査の実施年度でなかったため、調査結果を成果指標としていたものが「―」判定となっていました。令和5年度は意識調査の実施年度であり、令和4年度に「―」判定であった施策のうち7施策がA判定となっています。
活動指標と成果指標の評価結果を基本目標ごとに比較すると、A判定の割合が最も高いものは、いずれも基本目標3です。基本目標3では、ひとり親家庭への支援事業の利用者が増え、就職にもつながっています。基本目標2では、他の基本目標に比べて、いずれの指標もC判定の割合が高くなっています。活動指標では、地域に対する出前講座や研修会などが予定回数を下回ったこと、成果指標では、市民意識調査の結果を成果指標としていたもののうち、一部の数値が悪かったことが影響していると考えられます。
問い合わせ:市男女共同参画センターゆめっせ
【電話】85-7134
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