■バスケットボールクラブ全国大会出場
昨年11月29日、筑豊地区で活動する女子バスケットボールクラブ「ND」が、全国大会出場の報告のため市庁舎を訪問しました。
同クラブは、直方第一中学校の3年生を中心に結成した総勢11人(訪問時は1人欠席)のチームです。福岡県U15クラブバスケットボール大会で優勝し、1月4~6日に名古屋で開催される全国大会に出場します。
メンバー1人1人が大塚市長に大会への抱負を語り、キャプテンの深野陽菜多さんは「福岡県の代表として恥じないように全力を尽くしてきます」と今後の意気込みを話しました。
監督の大上宏司さんは「去年からクラブチームとして発足させ、中体連を終えたこども達にバスケットボールを続ける環境を提供できればと考え、立ち上げました。チームを運営していく上で、学校の部活動ではなく、クラブチームになるので、金銭的な部分がどうしても負担になってしまいますが、保護者の皆さんが、クラウドファンディングや募金の呼びかけをして支えて頂いているのでとても助かっています。今回のメンバーは全員高校でもバスケットボールを続けていきますので、次につながる大会になればと思っています」と語りました。
大塚市長は、「監督や保護者の人達の支援はもちろん、選手の皆さんの努力が身を結んだ結果だと思います。大会でも良い成績が出せるように願っています」と激励しました。
■直方東小学校でもちつき、しめ縄作り
昨年12月13日、早川農園の皆さんの協力のもと、直方東小学校でもちつきを行いました。使用した米は6月に生徒達自身で田植えし、収穫したものです。小学5年生46人が参加し、掛け声やもちのつき方に不慣れながらも楽しそうにもちをついていました。こども達はつきたてのもちを美味しそうに頬張りました。参加した飯野晴太さんは「とても楽しかったし、美味しかったです。こうした経験が出来たのは早川さんのおかげです。ありがとうございます」と感謝を伝えました。早川栄二さんは「農業や食育を小学生の皆さんにお伝えすることを始めてから20年くらいになります。なるべく長く続けていけたら嬉しいですね」と語りました。
また、12月18日には同小学校の6年生を対象に、児童達の学習活動の支援や高齢者の生きがいづくりを目的とした、しめ縄づくりが開催されました。参加した正木瞬さんは「しめ縄を作るのは初めてだったし、結構難しかった。しめ縄の飾り付けに使った葉っぱの左右のバランスを整えることにこだわって作りました。出来上がったしめ縄は祖父にプレゼントする予定です」と家族への素敵な一品を仕上げていました。
指導者の早川栄二さんは「田植えや稲刈り、もちつきもそうですが、児童達が体験を通して学校の思い出としてだけでなく、地域のことを知って地元愛が育ってくれたら、もっと直方市に活気が出るのではないかと思っています。これからもたくさんのこども達と交流していきたいですね」と語りました。
■「新入ふれあい市場」がオープン
昨年6月に30年の歴史に幕を閉じた「新入グァ―グァ―市場」の跡地に、12月9日、新たに農産物直売所「新入ふれあい市場」がオープンしました。
店内には地元で収穫されたイチゴや白菜などの旬な農産物のほか、ハチミツやジャムなどの特産品、パンや惣菜コーナーも充実した品揃えで約1600人が来店したオープン初日は、売り切れてしまう商品が出るほど賑わいを見せていました。
来店した70代男性は「グァ―グァ―市場の頃からよく通っていました。近くに買い物ができる場所があるのは本当にありがたいです。これからも通わせてもらいます」と話しました。
代表取締役の香田年紀さんは「なんとかオープンの日を迎えることができました。地域の皆さんに末永く愛してもらえる場所にしていきたいと思います」と今後の意気込みを語りました。
■殿町商店街で福祉もちつき会開催
昨年12月17日、殿町商店街で直方市社会福祉協議会主催の福祉もちつき会が開催されました。来場した人をもてなす、240キロのもちと500食の豚汁。準備には市民ボランティア約250人が集まり、協力し、準備・運営を行いました。来場者は約2000人で準備したもちと豚汁は全て配布し終え、大好評でした。ベトナムから技能実習生として訪れたビンさんは「もちつきに参加したのは生まれて初めてです。一緒にもちをつく人と息を合わせることが難しかったですが、寒い中でもたくさんの人が笑顔で楽しんでいて、とても楽しい時間でした」と語りました。
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