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自治体の皆さまへ

認知症になっても安心なまちづくり 自分らしくよりよく生きる「準備」を始めましょう

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福岡県福岡市 クリエイティブ・コモンズ

2025年には高齢者のうち5人に1人が認知症になると予測されています。
区は、認知症になっても安心して暮らすことができるように、ネットワークの仕組みづくりに取り組んでいます。
また、高齢期に向けて、その準備のための講座を実施しています。

■見守りのネットワークづくり
区の住民の約9割がマンションなどの集合住宅に住み、転出入者も多く、住民同士のつながりが希薄になりやすい環境です。
また、65歳以上の高齢者がいる世帯のうち、約7割が高齢者のみの世帯で、オートロックマンションなどのため、地域での見守りが難しい状況になっています。
住み慣れた地域で安心して生活できるように、マンションなどの集合住宅関係者、金融機関、コンビニエンスストアの事業者と連携し、認知症が疑われる高齢者をサポートし、いきいきセンターふくおかなどの支援機関へつなぐネットワークづくりに取り組んでいます。

■元気なうちから備えよう
高齢期に向けて自分らしくより良く生きるための「準備」を始めるきっかけにしてもらおうと、区ではACP(アドバンス・ケア・プランニング)の考え方を用いた「人生100年時代に備える講座」を開催しています。

▽人生100年時代に備える講座
6月18日に「弁護士と考える終活」というテーマで講座を開催しました。
講師の篠木潔弁護士は「終活とは、単なる人生の終焉(しゅうえん)に向けた事前準備だけを指す言葉ではありません。
人生の終わりを意識することで、自分を見つめ、今を自分らしく生きる活動と捉えてください。
これから起きることを予想し考えることで、どんな準備が必要か分かってきます」と話します。
具体的に、加齢により起こる体の変化・知っておくと役に立つ制度・ACP(アドバンス・ケア・プランニング)について説明し「この講座を自分や家族など周囲の人の今後を考えるきっかけにしてほしい」と話しました。
メモを取りながら熱心に聞いている参加者も多く「内容が現実的で勉強になった」「時間の大切さを考えて、今からの人生を過ごしたい」「話が分かりやすく次回も受けたい」などの声が聞かれました。

問い合わせ:区地域保健福祉課
【電話】092-718-1110【FAX】092-734-1690

○ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは?
もしもの時のために、自分が望む医療やケアなどについて、前もって考え、繰り返し話し合い、共有する取り組みのこと

○9月の「人生100年時代に備える講座」~高齢者施設の種類と利用の仕方~
講師は福祉局事業者指導課施設指導係長の税田ゆみ氏です。
日時:9月17日(火)午後2時~3時30分
場所:あいれふ7階第2研修室(舞鶴二丁目)
対象:市内に住むか通勤している人
定員:先着30人
料金:無料
申し込み:8月15日(木)午前9時から9月10日(火)午後5時までに電話かファクスで申し込みを。

問い合わせ:区地域保健福祉課
【電話】092-718-1110【FAX】092-734-1690

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