冬は、低温・低湿度を好むウイルスが繁殖しやすく、のどの粘膜が乾燥しやすいため、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症が流行しやすい季節です。
地域では、住民の皆さんが健康に暮らせるよう、さまざまな取り組みが行われています。
●東花畑校区・自宅でできる運動のポイントを紹介
同校区健康推進委員会の呼びかけで集まった地域の人たちが、保健師の多々納文(たたの あや)さんから、運動が感染症の重症化を防ぐメカニズムや、座ったまま下半身や腕を鍛えるトレーニング法などを学びました。
参加者は「近所の人たちと一緒に楽しみながら体を動かすことができました」「歳を重ねると下半身が弱くなるようなので、少しでも長い間歩けるよう日頃からトレーニングしたいと思います」と話しました。
講師の多々納さんは「一度フレイル状態になっても、運動や栄養を意識することで健康的な体に戻すことができます。自分の生活スタイルに合わせ、無理のない程度に継続しましょう」と話しました。
●大池校区・健康づくりには口腔ケアが大切
口腔ケアは、感染症や全身のさまざまな病気の予防につながります。
同校区で毎月健康づくりの活動を行っているグループ「百健(ももけん)」の皆さんが、歯科衛生士の有吉裕子さんを講師に迎え、頬や舌など口全体を清潔に保つ大切さなどをクイズを交えながら楽しく学びました。
参加者からは「口腔ケアと感染症とのつながりを理解することができました」「かみづらいと硬い食べ物を避けてきましたが、これからは歯の健康のために食べようと思います」という声が聞かれました。
講師の有吉さんは「口に関する病気は他の病気と違って気付きにくいため、日頃のケアが大切です。唾液腺マッサージなどのセルフケアや、定期的な歯科健診で口の健康を保ちましょう」と話しました。
区は、高齢者が10名程度集まるグループを対象に、保健師や歯科衛生士などの専門スタッフを派遣する「生き活き講座」を行っています。健康づくりや介護予防のポイントについて、近所の皆さんと一緒に学んでみませんか。
同講座を開催してみたい人や、各校区の実施状況を確認したい人は、下記問い合わせ先にご確認ください。
問い合わせ先:区地域保健福祉課
【電話】092-559-5133【FAX】092-559-5135
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