2月は生活習慣病予防月間です。この機会に生活習慣病と関わりの深い慢性腎臓病について考えてみませんか。
●生活習慣病との関係
慢性腎臓病の原因はさまざまです。年齢を重ねると腎機能は低下するものですが、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病も腎機能が低下する要因となるため、注意が必要です。
●健診で早期発見を
慢性腎臓病は初期の自覚症状がほとんどなく、貧血やむくみなどの症状が出たときには、進行している恐れがあります。
腎臓の働きは、尿検査、血液検査でチェックできます。年1回は健診を受け、早期発見に努めましょう。また、糖尿病や高血圧、脂質異常症等がある場合は、適切な受診や治療でコントロールしましょう。
●生活習慣を見直そう
慢性腎臓病を予防するため、次のことに気をつけましょう。・バランスのとれた食生活・適正体重を維持する・塩分を控える(1日の目安量は男性7.5グラム未満、女性6.5グラム未満、高血圧の人は6グラム未満)・睡眠・休養をしっかりとる・ウオーキングなどの適度な運動を行う・禁煙・お酒は適量に・市販薬を過剰に摂取しない
○慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓は、血液をろ過して尿を作り、老廃物を排出する大切な臓器で、血液中の水分とミネラルのバランスの調整なども行います。
腎機能の低下や、尿たんぱくが出るなどの異常が3カ月以上続く状態のことを慢性腎臓病といいます。日本では、成人の約8人に1人いると推計される身近な病気です。進行すると、人工透析や腎移植が必要になることもあります。
問い合わせ先:区健康課
【電話】092-851-6012【FAX】092-822-5733
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