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自治体の皆さまへ

パパの子育て・幸せ時間♪ 男性の育児休業制度

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福岡県筑後市

男性の育児休業取得について、どのような印象を持っていますか。国は、男女とも仕事と育児を両立できるように、育児・介護休業法を改正し、「産後パパ育休」を新設するなど、段階的に制度の見直しを行っています。これにより、少しずつ男性の育児休業(以下、「育休」)を取得しやすい環境が整い始めています。

▽まだまだ低い取得率
令和4年度の男性育休取得率は17.13%です(※1)。この値は過去最高となりましたが、国が2025年までの目標とする50%には開きがある状態です。
また、育休の取得希望がありながら取得できなかった男性の割合は29.9%となっていて、希望が十分かなっていない状況にあります。男性が育休を取得しなかった理由は、「収入を減らしたくなかったから」、「職場が育休を取得しづらい雰囲気だったから」などがあります。(※2)
育休取得者増加のためには、職場や周囲の人の更(さら)なる理解と協力も必要です。

出典:
※1…令和4年度雇用均等基本調査(厚生労働省)。
※2…令和2年度仕事と育児等の両立支援に関するアンケート調査報告書((株)日本能率協会総合研究所〈厚生労働省委託事業〉)。

▽経済的支援があります
休業中の賃金は、会社の取り決めによります。育休期間中、賃金が支払われないまたは一定以上減額される場合には、休業開始から180日の間、雇用保険から最高で月額賃金の67%相当額が支給される「育児休業給付金」があります。
他にも、社会保険料(健康保険、厚生年金保険)が本人負担・事業主負担ともに免除されるなど、さまざまな支援措置があります。くわしくは、最寄りのハローワークまたは同センターに問い合わせてください。

■新米パパも安心!筑後市の5つのサポート
1.子育てを応援する相互援助組織「ファミリー・サポート・センター」の運営
2.母子健康手帳の交付に合わせて「父子健康手帳」を配布
3.妊婦とその配偶者などを対象とした「もうすぐパパママ教室」を毎月開催(20ページ参照)
4.保健師・助産師・保育士などによる男性の育児に関する各種情報提供や相談支援
5.おひさまハウスのイベントで、父親が積極的に子育てに関わるきっかけづくりとして「お父さんと遊ぼう」を年4回開催

↓ おひさまハウスでは…他にも楽しいイベントがたくさん!

▽イベントの一部を紹介します
イベント名・内容:
・ウェルカムおひさま…初めておひさまハウスを利用する人や、各イベントに参加経験のない人に、おひさまハウスや事業について紹介します。
・イベントand誕生会…製作や交流などのイベント、誕生月の子どもをみんなでお祝いします。
・リズムあそび…ピアノの音に合わせて親

(ぜーんぶ毎月開催)

■子どもと過ごすなら「おひさまハウス」へ!利用者にインタビューしました
実際に育休を取ったら、子どもと「どこ」で「どのように」過ごしますか。
子育て支援拠点施設(おひさまハウス)は、子育て親子が集う場の提供や子育てに関する相談・情報提供など、さまざまな支援を行っています。
おひさまハウスでは、近年男性保護者の利用者も増えてきていて、令和3年度には約60人だった利用者数が、本年度(9月末現在)は約150人にまで増えています。
今回、実際に育休制度を活用し、育児に奮闘している小林嵩典さんと美結ちゃん親子に、育休中に感じていることや、おひさまハウスの楽しみ方などについて話を聞きました。

●Interview
▽育休を取得した時期は
仕事の都合で遠方に赴任していたこともあり、子どもが生まれて11カ月経(た)った頃から取得しました。

▽実際に育休を取得してみた感想は
取得できて良かったと思っています。仕事をしていると難しいのですが、育休を取ると、子どもの成長を見守ることができます。育休を取得した初めのころは、うまくいかないことも多かったですが、子どもと一緒にいる時間が長くなるとその分、子どもが懐いてくれます。今では寝かしつけも苦労していません。
また、「立つ→歩く→しゃべる」など子どもの成長の過程を間近で見れたことも嬉(うれ)しかったです。

▽育休取得前と取得後のギャップは
もっと自分は家事ができるものだと思っていました。料理や掃除など、効率良くするために今も試行錯誤しています。また、1日が思っていたよりも、ずっと短く感じています。

▽おひさまハウスを利用しようと思ったきっかけと遊び方は
家だけでは狭かったり、遊ぶおもちゃも限られたりするので、遊べるところを探していたところ、近くにあるおひさまハウスを見つけたのがきっかけです。
普段は「つどいのひろば」でおもちゃを使って遊んだり、イベントに参加したりしています。「つどいのひろば」は、子どもが自由に遊んでくれるのでお勧めです。

▽これから育休取得を検討している人へ一言
これまでやったことのない経験ができるので、パートナーの産後の大変な時期などの短い期間だけでも、取ってみることをお勧めします。

問合せ:こども家庭サポートセンター
【電話】53-3123

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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