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みんなで支(ささ)え合(あ)い 地域包括(ちいきほうかつ)ケアシステム

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福岡県筑紫野市

毎年9月は「世界アルツハイマー月間」、また、毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。
この機会に、認知症について考えてみませんか。

■認知症(にんちしょう)について
認知症とは、誰でもかかる可能性のある脳の病気です。原因はさまざまですが、脳の細胞が損傷を受けたり、老化により働きが悪くなることで、「物事を記憶する、言葉を使う、計算する、問題を解決するために深く考える」などの機能が低下し、生活がしづらくなります。
認知症の原因となる主な病気には「アルツハイマー型認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」「血管性認知症」などがあり、一番多いものがアルツハイマー型認知症です。64歳以下で発症する若年性認知症もあります。

■認知症(にんちしょう)になっても住(す)みよい社会(しゃかい)に向(む)けて
認知症になったらすべての人がすぐに記憶をなくし、身の回りのことができなくなるわけではありません。
認知症の人だけでなく、周囲の人が認知症に対する理解を深め、協力し合うことで、認知症の人も住み慣れた地域で自分らしく暮らすことができます。
また、今年1月には「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行されました。認知症の人が尊厳を保持しつつ希望を持って暮らすこと、認知症の人を含めた国民一人ひとりがその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会の実現が目的として明文化されています。

■世界(せかい)アルツハイマー月間(げっかん)
平成6年9月、スコットランドのエディンバラで第10回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催され、会議の初日である9月21日を「世界アルツハイマーデー」と宣言しました。アルツハイマー病などに関する認識を高め、世界の患者と家族に援助と希望をもたらすことを目的としています。
また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、啓発のための「オレンジ色」ライトアップ活動や街頭での呼び掛けなど、世界各国でさまざまな活動が行われています。

■筑紫野市の取(と)り組(く)み
高齢者や認知症の人の介護をしている家族同士の交流や認知症の啓発活動を行っている筑紫野市介護を考える家族の会では、9月の「介護者のつどい」で、認知症の最新医療についての講演会を行います。
また図書館では、9月の「世界アルツハイマー月間」に合わせ、認知症に関する本の特設コーナーを設置し、図書館ロビーでは認知症に関するパネルを掲示しています。

このように、既存の活動やつながりを大切にしつつ、地域に関わるさまざまな人や団体ができる範囲で支え合う、まちづくりが広がっていく姿は、まさに地域包括ケアシステムであり、市でもこのような取り組みが広がるよう努めています。

問合せ:高齢者支援課

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