ボートレース芦屋の収益は、日本財団を通じてさまざまな国内外の公益活動に活用されています。今回、その日本財団の活動を紹介します。
■日本財団ってどんな団体?
日本最大の社会貢献財団です。より良い社会の実現を目指し、市民、企業、NPO、政府、国際機関などさまざまな立場の人々と連携し、災害復興支援をはじめ福祉や教育の向上、人道支援や人材育成を通じた国際貢献など、多岐にわたる公益活動を行っています。
■日本財団へ2000万円を寄付
日本財団は、令和6年能登半島地震に被災した人々を支援するため、NPOボランティア団休などへの助成事業に取り組んでいます。
ボートレース芦屋は、これらの活動を支援するため、4月に開催した日本財団会長杯争奪戦の収益金の一部である2000万円を日本財団へ寄付しました。
■被災地における支援活動の紹介
◇倒壊家屋の撤去
救急車などの緊急車両を通すために倒壊家屋などのがれきを撤去したり、行方不明者の捜索をしたり、孤立集落の土砂・倒木の撤去をするなど、人命に関わる公的な活動のサポートを行いました。
◇漁港の仮復旧珠洲(すず)市蛸島(たこじま)地区は半壊・大規模半壊・全壊が全体の8割以上にのぼり、漁港も甚大な被害を受けました。
日本財団は、技術系NPOと協力し漁港の仮復旧に尽力し、令和6年1月20日には新年一番船が、無事出港できました。
◇家財取り出しの支援
倒壊した建物の中には、被災者の思い出が詰まった品々が取り残されたままという状況が続いています。そこで、日本財団は技術系NPOと協力し、被災者の立ち合いのもとで倒壊家屋から家財などの取り出しを行っています。
個人では到底できるものではないため、どれだけ必要なもの、大事なものがあったとしても、取り出すことを諦めている人も多くいます。そうした中で、この支援活動は被災者に非常に喜んでもらえました。
◇シャワーシステム・手洗機の設置
水道システムが破壊され、上水・下水の断水状況が続く被災者に、シャワーを浴びたり、きれいな水で手をこまめに洗える衛生的な環境を提供するため、水をろ過、殺菌することで何度もきれいな水が使えるシャワーシステムと手洗機を、避難所や医療機関などに配備しました。
被災者は「手洗いもできずインフルエンザになってしまった人もいます。石けんで手を洗えるのは本当にありがたいです」と大変喜んでいました。
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