◆秋の火災予防週間
今年度の秋の火災予防週間の標語は「守りたい 未来があるから 火の用心」火災は家や財産が失われるだけでなく、その家につまった思い出や、大切な命までも失われることがあります。そこに住む人々の未来を守るため、「火の用心」を改めて考えましょう。
◇全国の火事
令和5年の全国での出火件数は、38,659件。平均すると1日当たり約106件、約14分に1件の火災が発生したことになります。火災により亡くなられた方は合計で1,500人にものぼります。火災は、建物・林野・車両など様々な場所で発生しますが、その中でも建物での火災による死亡者が多く、死者は1,201人となっています。そのうち住宅での火災による死者は977人となっており(放火自殺者等を除く)、全国的に住まいでの火災が多いことがわかります。
◇死亡が多いのは高齢者
住宅火災による死者977人のうち(放火自殺者等を除く)、65歳以上の高齢者は727人(74.4%)でした。また、この977人の死亡原因内訳は、逃げ遅れ396人、着衣着火38人、出火後再進入18人、その他525人となっています。
◇行橋市での火災の原因
市内では野焼きやゴミ等の焼却を原因とする火災が増加傾向にあり、野焼きが燃え広がり建物に燃え移るケースもみられます。また、燃え広がった火を慌てて消そうとして、やけどをしたり、自分の衣服に燃え移り命を落とすという最悪のケースも発生していますので、火の取り扱いには十分に注意をしましょう。
なお、野焼きは農業を営むためにやむを得ない場合等の一部例外を除き法律で禁止されていますのでご注意ください。
◇大切ないのちを守るために
日々の生活を見直し、火災の原因となるような行動をしていないか見直しましょう。消防庁では、住宅防火のいのちを守る4つの習慣を制定しています。「(1)寝たばこは絶対にしない、させない。(2)ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。(3)こんろを使うときは火のそばを離れない。(4)コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。」火災を防ぐには、「防火の習慣化」が重要です。
火災の恐ろしさを知り、大切な家族の命や財産を守る生活習慣を身につけましょう。
◆住宅用火災警報器設置・交換していますか?
住宅用火災警報器は火災による逃げ遅れから大切な命を守るための有効な機器です。まだ、設置していない家庭や設置から10年経過する家庭は早急な設置や交換をお願いします。
◆小・中学生防火ポスター優秀作品発表
秋の火災予防運動の一環として、毎年市内の小学5・6年生と中学生を対象に防火ポスターを募集しています。特に優秀な作品について、市長賞(各学年1点)を決定しました。
※詳細は本紙をご覧ください。
市長賞のほか、防災協会長賞、入選、佳作など入賞35作品が11/9〜15までリブリオ行橋に展示されます。また、市公式HPでも公開しています。
問合せ:消防本部予防課
【電話】25-2325
【ID】0023776
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