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自治体の皆さまへ

【特集】もしもに備える 生命は自分で守ろう(2)

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福岡県行橋市

■プロフェッショナルの意見
◆KBC防災ネットワーク主幹兼解説委員 防災士 太田祐輔さん
数十年に一度の大雨の際に出される「大雨特別警報」。九州北部豪雨の2017年から5年連続で出されています。つまり数十年に一度の雨が、九州北部では毎年のように降っていることになります。今年も出水期に入ります。みなさんの大切ないのちを脅かす大雨が行橋市を襲ったとしても不思議ではありません。大事なポイントがいくつかあります。まずは「自分のいのちは自分で守る」ということ。想像を超える急激な状況の悪化に役所は対応しきれない場合があります。ご自身や大切な家族を危険な目にあわせないためにも、早めに危険な場所から安全な場所に避難してください。そして「情報は自分から取りに行きましょう」。災害は人間の営みの弱い部分を突いてきます。球磨川の災害では、深夜から明け方にかけて急激に状況が悪化しました。「危ない」と感じたら気象台の「キキクル」なども活用しましょう。最後に「ハザードマップで安全度を確認しましょう」。大事なのは自宅や自宅周辺だけでなく、避難先、避難経路の安全も確認することです。

「防災は「想像すること」が第一歩!情報は待つのではなく、自分から取りにいきましょう」
宮崎県生まれ。KBCラジオ「みんなで防災」や「ヒルマニ」内の地域リポーターの情報発信コーナー「発信GTR」担当。防災啓発のため、福岡県内各地で防災出前授業を行っています。

◇災害時もKBC1ch+dボタン
(1)テレビのチャンネルをKBC(1ch)に合わせます。
(2)リモコンの「dボタン」を押します。
(3)「dボタン広報紙」を選び、「決定ボタン」を押します。
※お使いのリモコンによりボタンの位置は異なります。

◆KBCアナウンサー 防災士 山﨑萌絵さん
子どもを連れての避難、考えるだけでゾッとしますが、ちゃんと備えていればその不安は減らすことができます。我が家には7才と1才の子どもがいますが、それぞれ必要なものは違いますし、少し成長すれば要るもの・要らないものが変わってきます。例えば、おむつは避難所に行けばもらえるかもしれませんが、(1)届くまでに時間がかかるかもしれない、(2)サイズが合わないかもしれない、(3)いつも使っているメーカーと違うと子どもが嫌がるかもしれない、などを考えすべて自分で用意するつもりで備えています。好みもころころ変わるので、暇つぶしになるおもちゃや本、いつも食べているお菓子など頻繁に見直しをしています。
また小学校に上がると自分で登下校するようになるので、登下校中に災害にあった場合はどうするのか、家族で話し合っておかなければなりません。
いざ避難!となったら子どもたちが不安にならないように「キャンプごっこするよ」と声掛けしようと思っています。

「今の備えで我が子を守れますか?腕の中の幼い命を守るのは「あなた」しかいません。」
北九州市育ち、二児の母。「アサデス。KBC(月~金6:00~)」や「シリタカ(月~金18:15~)」内のニュースを担当。「アサデスラジオ」パーソナリティとしても活躍中。

◇3日を目安に。推奨は1週間分。
備蓄をする際は、ライフライン(電気・ガス・水道)は使えないものとして考えましょう。特に簡易トイレは必須です。人数×5回×7日分を準備しましょう。

■LINEで友だちになろう!
市の防災情報を受信するのはLINEが便利。友だち登録をすると、受信する情報を「防災」「イベント」「健康」など、興味がある分野で自由に選ぶことができます。

■福岡県が運営する防災アプリ「まもるくん」。
現在地や登録市町村の気象警報や避難情報が受信できます。

問合せ:防災危機管理室

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