■日常食を非常食に ローリングストック
災害時のための備蓄品。用意したことに満足してチェックを怠り、ふと思い出して確認すると賞味期限がとっくに切れていた、なんてことはありませんか。それでは備蓄品としての役割を果たせず、無駄にしてしまいます。
そんな問題を解決できるのが、日常の中に食料備蓄を取り込む方法「ローリングストック」です。
普段から少し多めに食材などを買っておき、日常生活で食べた分だけ新しく買い足すことで、常に一定量の食料を確保しておきます。量を保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができます。
乾パンや缶詰などの保存食を備蓄しておくことも大切ですが、普段食べ慣れていない保存食を食べ続けることは心身ともに疲れるものです。災害という非日常を乗り越えるための大切な活力「食」について考えてみてくださいね。
◆MEMO ローリングストックのポイント
▽古いものから食べること
備蓄する食料が食べられなくなってしまわないように、消費するときは、必ず一番古いものから食べるようにしましょう。
▽食べた分は必ず補充すること
備蓄品としてストックしているものはいつ食べても構いませんが、消費した量を必ず買い足して、常に備蓄された状態を保ちましょう。
▽お供にカセットコンロを
ガスや電気が止まってしまっても、カセットコンロがあれば、ストックした食料の調理に活用できます。
問い合わせ:防災安全係
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