今年の1月1日16時10分ごろに石川県で発生した能登半島地震は、マグニチュード7.6(震度7)を観測し、阪神・淡路大震災や熊本地震での規模7.3を超えるものとなりました。
近年では、震度4以上の地震が全国で多発しています。
いつ・どこで発生するか予測ができない地震への対応に最も必要なことは、日ごろから自己防衛意識を持つことと事前の対策・準備・確認です。
命が危うくなるような事態に陥らないためにも、対策や準備をしていない人はぜひ、家の中の安全対策や防災リュックの用意など、非常時持ち出し品の確認をした上で、家族や近所の人と一緒に避難訓練に参加してみましょう!
今回の町内一斉避難訓練では、地震発生を想定して、最も地域を知っている各地区役員を中心とした「自主防災組織」が、各地区公民館を避難場所として開設します。
避難に手助けが必要な「避難行動要支援者個別支援プラン登録者」は避難協力員や地区役員と一緒に避難方法の検討や実践をしてみましょう。
なお、下の「基本的な訓練の流れ」よりも各地区で決定した訓練計画が優先されますので、参加者は各地区役員の指示に従ってください。
■町内一斉避難訓練
日時:6月2日(日)10時~11時30分
場所:
・町内全地区公民館
・町内中学校体育館
訓練の想定内容:
7時30分
・町内で最大震度6強の地震が発生
10時00分
・気象庁が今後2日以内に「同程度の地震が発生する恐れがある」と発表
・町が避難指示を発令
・町から防災行政無線などで「避難の呼び掛け」を実施
・訓練参加者は避難を開始
11時15分
・各避難所の受け入れ終了
11時30分
・町が避難指示を解除
・訓練終了
▽基本的な訓練の流れ
1 訓練開始前に自分の避難先がどこになるのか「遠賀町防災ハザードマップ」で確認する。
2 防災リュックなど、非常時持ち出し品を確認・用意する。
3 避難指示が発表された後(防災無線放送・エリアメールを実施)、訓練参加者は住んでいる地区の公民館へ徒歩で避難を開始する。
4 避難の際は、地震の影響でがけ崩れが発生しそうな場所の確認や道路・側道の形状などを確認しながら避難する。
5 避難所である各地区公民館に到着したら、地区の自主防災組織委員の案内に従って、受け付けで必要事項を記載する。
「通常の避難経路が通行できなくなることもあるから、なるべく複数ルートを検討しておこう!」
6 訓練終了。各地区役員の指示で解散する。
■このような事態にならないように対応策を確認しておこう!
▽家具が倒れてけがをした
家具は転倒・落下防止のため、L字金具などで固定しておきましょう。また、家具の下敷きにならないよう、テレビはできるだけ低い位置に固定して置き、寝室には背の高い家具などを置かないようにしましょう。
▽出発するまでに時間がかかった
非常時持ち出し品はリュックサックにまとめ、事前に準備しておきましょう。また、水や食料は最低でも3日分を用意し、普段から賞味期限が切れていないかなどの確認もしておきましょう。
▽車で避難したら渋滞に巻き込まれた
地震発生時は、道路が損傷したり、落下物が道を塞いだり、渋滞が起きたりして事故が起きやすくなります。こうした二次被害を避けるためにも、歩いて避難が可能な人は徒歩で避難しましょう。
▽避難所にいる間に家が燃えていた
避難する前に、電気のブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉めましょう。地震による停電が復旧した際、スイッチが切れていない電気機器が通電状態となり火災となる「通電火災」を防ぎましょう。
問い合わせ:防災安全係
【電話】093-293-1234(代表)
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