日本周辺は世界的にも地震が多い地域であり、近年大規模な震災が全国各地で発生していることからも、日頃から情報を集め、気にかけている方も多いと思います。しかし実際にどう備えるか、行動に移すのは意外と難しいもの。この機会に、改めて地震について考えてみましょう。
1.地震はどうして起こるの?
地球は、「プレート」と呼ばれる、十数枚の固い岩盤に覆われています。このプレートは少しずつ動いていて、その「ずれ」が主に地震を引き起こしています。
日本周辺は4つのプレートから複雑な力がかかっており、世界でも有数の地震多発地帯となっています。
※「地震調査研究推進本部の活動について」(地震調査研究推進本部)より加工して作成
※詳しくは本紙をご覧ください。
2.緊急地震速報について
緊急地震速報(警報)は、早く伝わる揺れ(P波)を感知していち早く強い揺れ(S波)を知らせてくれます。
〔発表基準〕
(1)最大震度5以上が予想されたときに、(その地震で)震度4以上が予想される地域
(2)長周期地震動(※)階級3以上が予想される地域
※震度計では計測できないような周期の長い揺れ
※予想には誤差があります。揺れに間に合わないこともあります。
携帯電話やテレビから流れる音に驚いてしまうこともあるかと思いますが、落ち着いて、「直後の大きな揺れ」に備えた行動を取ってください。
3.地震への備え、いくつできているかな?
今日からできる対策や準備の一例です。それぞれの世帯、ご家庭に合わせた備えを考えたり、相談したりすることから始めてみましょう。
・大きな家具は固定する
万一倒れても、動線をふさがない配置に!
・備蓄品、持ち出し品を確認
少なくとも3日分!
・家族で連絡手段や避難経路を話し合う
・扉付近には物を置かない
いざという時、通り道をふさいでしまうかも!
・枕元に倒れる物を置かない
避難用に履物を置いておくと安心!!
・就寝時はカーテンを閉める
万一窓ガラスが割れても飛び散りにくい。
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