文字サイズ
自治体の皆さまへ

〔特集〕デフリンピックが福島県にやってくる!(1)

1/18

福島県

■きこえない·きこえにくい人にとってのオリンピック
ー2025年11月 デフリンピックが福島県にやってくる!ー
きこえない・きこえにくい人たちにとって最高峰のスポーツ大会「東京2025デフリンピック」が来年、日本で開催されます。今回、「デフリンピック」という言葉を初めて知った方もいるかもしれません。
そんな方のために、「デフリンピック」のキホンのキから、福島県で実施されるサッカー競技まで、ギュッと詰め込んで特集します。来年はみんなで一緒にデフリンピックを応援しましょう!

《デフリンピックってなに?》
デフリンピックとは英語で「耳がきこえない」という意味の「デフ(Deaf)」と「オリンピック」を合わせた名前です。オリンピックと同様に4年に1度開催されています。

◇パラリンピックより歴史の長いデフリンピック
障がい者のスポーツ競技大会として知られるパラリンピックは、戦争で身体に障がいを負った兵士のリハビリテーションを目的として始まったことから、聴覚障がい者の競技種目は含まれていません。
デフリンピックの歴史は1948年に始まったパラリンピックよりも古く1924年に始まりました。日本で初めて開催される「東京2025デフリンピック」は開催100周年の記念大会となります。

◇東京2025デフリンピック大会エンブレム
人々のつながりを意味する「輪」をテーマに、デフコミュニティの代表的なシンボルである「手」を表しています。デフリンピックを通して、「輪」がつながった先には、新たな未来の花が咲いていくことを表現しています。

《「耳」がきこえなくても》
デフリンピックは競技中、補聴器や人工内耳を外さなければなりません。スタートや試合中の合図は、「耳」がきこえなくても参加者が不利にならないよう、音ではなく「目」でわかるさまざまな工夫がされています。目で補うことを「視覚的保障」と言い、ランプやフラッグが使用されるシステムが導入されています。

《東京2025デフリンピックの競技種目》
夏季大会となる東京大会では次の21競技が実施されます。東京都をメイン会場とし、自転車競技は静岡県、サッカー競技は福島県が会場に選ばれました。
・陸上
・バドミントン
・バスケットボール
・ビーチバレーボール
・ボウリング
・自転車(ロード)
・自転車(MTB)
★サッカー
・ゴルフ
・ハンドボール
・柔道
・空手
・オリエンテーリング
・射撃
・水泳
・卓球
・テコンドー
・テニス
・バレーボール
・レスリング(フリースタイル)
・レスリング(グレコローマン)

■東京2025デフリンピック
ーJヴィレッジでサッカー競技開催!ー

《デフサッカーについて知ろう》
◇基本ルールは同じ
人数:1チーム11人
試合時間:45分ハーフ
ピッチサイズ:フルコート
特徴:デフサッカーの基本ルールは聴者のサッカーと同じです。異なる点は、主審が笛とフラッグの両方を使用することです。(笛の音がきこえないため)

◇素早いコミュニケーションに注目!
聴者のサッカーと変わらない速さでパスやシュートが繰り広げられるデフサッカー。どのように意思疎通を図っているのでしょうか?
試合前は、スムーズなコミュニケーションがとれるよう、意思統一を図るために攻守のプランを練って試合に臨みます。試合が始まってからは敵・味方の動きに加え、審判やベンチの様子など多くの情報を視覚で捉えて状況を把握し、ハンドサインやアイコンタクトを駆使してコミュニケーションをとります。選手たちの素早いやりとりに注目です!

[日本代表の主な戦績]

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU